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風にあらがう科学の力

なんと全天候対応というこの傘、紫外線もシャットアウトしてくれるので、晴れの日も使えるのが◎です

傘という道具の進歩の無さは、まるで人間の雨に対しての無力さを表しているようで、なんだかなぁと個人的に思うのですが、それでもディテールは意外な改良が施されていたりします。ボタンひとつで開くだけでなく、畳むこともできる折り畳み傘や、グラスファイバー素材による軽量化、高い撥水性能の素材を採用したりと、使い勝手はとても向上しています。

そして昨年あたりから、雨はともかく、風についてはどうにかしようという傘がずいぶん増えてきました。少し前までは、流体力学を応用した特殊形状の「SENZ」くらいでしたが、傘の上部が開いて風を抜く「ダブルキャノピー」型の傘や、骨の先端部分を柔らかくして、あえてオチョコになりやすくすることで、傘の破損を防ぐタイプまで登場しています。

そんな最新のラインナップの中でも、傘の内部に回り込んだ風の力を、可動する骨の構造と先端部のフラップで拡散させる「BLUNT」のシステムは、画期的というか、その理詰めの構造がたまりません。実際、強風の中で使うと、風の力を上手く散らしていく様子が、ハンドルを通じて伝わってきて「おお、科学だ!」と実感できます。骨の先端部分が丸く、周囲の人の安全にも配慮したデザインや、ボタン類を一切排除し、ハンドルを押せば開き、引けば閉じるスムーズな開閉構造も、非常に良くできています。 (撮影:石井幸久)

DATA

「A1451 BLUNT LITE+ ブラントライトプラス」7875円(マルト長谷川 ※外部サイト TEL:052-561-3420)

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このページは2013年08月19日時点の情報です

男のこだわりグッズ

納富 廉邦

「おとなのOFF」「日経トレンディ」「グッとくる文房具」「GetNavi」「夕刊フジ」などの雑誌をはじめ、書籍、ネットなど、さまざまな媒体で、文具などのグッズ選びや、いまおすすめのモノについて執筆。グッズの使いこなしや新しい視点でのモノの遊び方、選び方をお伝えします。

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