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紺ブレか、紺ジャケか?

金属製の脚付きボタンにラペル内側のステッチ……と定義に当てはめていくと、こちらはブレザーですね

「紺のブレザー、一着あると便利」とか「紺ジャケは男のマストアイテム」とか、よく言われますよね。私もあらゆるメディアで、散々書いてきました。でもブレザーとジャケットの区別、つきますか? ジャケットは20世紀の初期に、貴族の室内着から派生したという説は間違いなさそうです。また、ブレザーはアイビー時代に流行したジャケットの一種で、その出自は海軍の制服だとか、ボート部のユニフォームだとか言われますが、どちらも歴史的なことはグーグル先生でもWikipediaでもお調べください。ここではジャケットとブレザーの違いについて、再確認しておきたいと思います。

1 ブレザーには金属製の脚付きボタンがついている。
2 ブレザーはラペルの内側7ミリほどのところにステッチ(スリークオーターステッチと呼ばれます)が入る。
3 ブレザーは腰ポケットがパッチ式。
4 場合によっては胸ポケットもパッチ式。しかもエンブレム入り。
5 ブレザーはセンターベント。正統派はセンターフックベント。

「ブレザーは」と定義するように、ブレザーはジャケットの一種です。上掲の5項目のうち、3つ以上を満たしていればブレザーと呼んでOKです。「2つしか満たしてないから、これはブレザーとは認めません!」とは言いません。ちょっと曖昧なところがファッションだったりしますので。

ちなみにブレザーはカジュアル用の上着です。つまりパッチポケットがカジュアルで、つぎにフラップ付きポケット、フラップなしポケットがもっともドレッシーということ。ドレスコードが厳格な欧米ではフォーマルな席に着用していくと眉をしかめられますので、知ってる風を装うならせいぜい仲間内のパーティまでに留めましょう。 (撮影:石井幸久)

DATA

ブルックス ブラザーズ ジャパン ※外部サイト TEL:03-3403-4990

このページは2013年11月 6日時点の情報です

メンズファッション

池田 保行

メンズファッション誌で活躍するライターがスーツの基本から応用までお伝えします。

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