TIPS

世界は狭い方がいい

ボードを小さくすることで、選択肢をぐっと減らした初心者向けの囲碁。スタイリッシュなデザインも魅力です

囲碁が難しく感じられるのは、ルールがシンプル過ぎて、世界の自由度が高過ぎるせいでしょう。あの広い囲碁盤の線が交わっているところになら、どこに石を打っても良いと言われても、途方に暮れてしまいます。

そこで、世界そのものを狭くしたものが、九路盤、十三路盤などと呼ばれるもので、例えば九路盤というのは、縦横9本づつの線が引かれた碁盤を使って遊びます。実際の碁盤は縦横19本の線が引かれているので、九路盤は4分の1以下の狭い世界で戦う事になります。不思議なもので、世界が狭くなると、いきなり“囲碁”が分かりやすくなるのです。

囲碁は、よく言われるように陣取りゲームです。ただ、広い囲碁盤だと、お互いが戦う前に、自分の陣の基礎工事みたいなものが必要で、その作業が初心者にはピンときません。が、狭いと、いきなり戦いが始まるし、自然と何をしなければならないかが見えてきます。それだけでゲームはスリリングになって、しかも、30分程度で勝負がつくので、初心者にもおもしろい。

その九路盤と石を持ち歩いて、どこででも遊べるようにデザインしたのが「GO ARK」。石も、石の置き場所も全部盤の中に収納されていて、しかもコンパクト。バーなどでも遊べるデザインは、あえて囲碁らしさを外すことで実現。それでも囲碁である事にブレがない、というのは、囲碁というゲームの懐の深さなのでしょう。 (撮影:石井幸久)

DATA

「GO ARK (ジーオー アーク)」 7140円(きっずファイブ ※外部サイト TEL:075-681-8156)

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このページは2014年03月10日時点の情報です

男のこだわりグッズ

納富 廉邦

「おとなのOFF」「日経トレンディ」「グッとくる文房具」「GetNavi」「夕刊フジ」などの雑誌をはじめ、書籍、ネットなど、さまざまな媒体で、文具などのグッズ選びや、いまおすすめのモノについて執筆。グッズの使いこなしや新しい視点でのモノの遊び方、選び方をお伝えします。

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