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イライラ、モヤモヤが止まらない人は食事に原因がある?

ヨーグルトや納豆、チーズは、手軽に摂りやすい食材。ぜひ今日から意識してみては?

ヨーグルト、納豆、チーズ、味噌、酒粕、キムチなどの発酵食品が、腸内環境を整え健康に良いことは、今や常識となっていますが、米国メリーランド大学の研究によると、発酵食品が不安やイライラを和らげる可能性があるそうです。

この研究では大学生700人の食生活とメンタル面の健康についてアンケート調査を実施。その結果、チーズやヨーグルトなどの発酵食品や野菜、フルーツを多く摂っている学生には、うつや不安障害の傾向を持つ人が少なく、逆にあまり食べない学生には、その傾向を持つ人が多いことが明らかになりました。

発酵食品が持つ腸内細菌には、腸を良い状態に整える働きをしてくれる細菌が多く、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌が腸内で増加します。それが脳に伝達してイライラや緊張感が緩和され、幸せな気分になるために、不安やうつ的な状態に陥らないようになるのではないかと推察できます。

逆に、発酵食品を食べずに、腸内細菌叢が悪玉に偏って、腸の働きを悪化させてしまうと、セロトニンの産生が低下して、便秘・下痢や食欲不振になるだけでなく、緊張感が高まって、不安やイライラを感じやすくなってしまい、「自分は不幸だ!」などとネガティブで投げやりな気分になってしまう危険が高まるのです。「最近すぐイライラする」とか「不安で夜も眠れない」などという人は、まず毎日の食事に発酵食品を摂り入れてみましょう。

このページは2015年08月26日時点の情報です

アンチエイジング

宇山 恵子

東京医科歯科大学非常勤講師、京都府立医科大学特任教授。医学・医療情報を正確にわかりやすく人々に伝え、患者さんと医師・医療スタッフの良好な関係を育む「医療コミュニケーション」が専門。海外アンチエイジング情報の翻訳、取材も行う。ジャーナリスト、ヨガ・書道講師、料理講師、メノポーズカウンセラー。

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