TIPS

結婚式はパンツに注意! “ダブルの呪い”で顰蹙をかってしまうかも?

ジャケットのポケットのフラップ、パンツの裾の折り返し……。意外と知らないファッションのルールをおさらいしよう?

フォーマルスーツといえばブラックスーツと相場が決まっていますが、ジャケットの腰ポケットはフラップレスというのは覚えておきたい基本仕様です。フラップは屋外に出るときに雨蓋としての役割を果たしますので、式典が開催される室内会場では不要というのがその理由。フラップ付きの場合、ポケットの中にしまっておけば一応「わかってる」風に装えます。ルールと言うまでのことではありませんが、オフィスでフラップをポケット内にしまう習慣も、そんなところからきているんです。

一方で、パンツの裾の折り返しは、雨に降られたときに裾を捲ったアメリカ人が起源だとか、狐狩りの際に馬を降り湿原を歩くときに裾を捲った英国貴族が起源だとか、いろいろな説がありますが、これも屋外用のディテールです。正式なフォーマルスーツのパンツはシングル仕立て。しかも踵側に斜め下がりになったモーニングカットになっています。すね毛を見せるのはクラシックスタイルでは絶対NGですので、今風の短丈とかもあり得ません。

ちなみに、フォーマルシーンの代表格である結婚式に出席するときこそ、パンツの裾はシングルのものを着るように心がけましょう。ダブルは「重ねる」「返す」という忌み言葉につながりますので。日本では、フォーマルのドレスコードは曖昧なうえに、それほど厳格なものではないのであまり神経質になる必要はないといえます。とはいえ、私、ダブルですので、そういうとこは気を遣います。 (撮影:石井幸久)

このページは2015年09月 7日時点の情報です

メンズファッション

池田 保行

メンズファッション誌で活躍するライターがスーツの基本から応用までお伝えします。

TOP