特集
006>>> ブレンダーという仕事の「やりがい」とは?

ほんの一滴で味覚が変わるブレンドの“妙”

画像:ブレンダー・田中城太氏

先人たちが思考錯誤してきたウイスキーづくりの命脈を田中さんが受け継ぎ、さらに田中さんから未来の人々に託される、ウイスキーの原酒。それは、時を越えて届けられる、後世の人々への“贈り物”だ。

「ウイスキーづくりは、駅伝によくたとえられます。先人から受け取ったタスキを次の世代につないでいくものだと。そこに、やりがいやおもしろさがありますね。また、ある原酒をブレンドしているときに、別の原酒をほんの少し加えただけで、味の印象が瞬時によい方向に転じることがあるんです。そうした瞬間には、やはりブレンダーとしての喜びを感じます」

画像:ロゴ

自身がつくり手の一人である田中さんも、「ジャパニーズウイスキー」を高く評価する。

「自社、他社を問わず、この数十年間努力を続けてきた結果が、現在の世界的な評価につながっているのだと思います。伝統的なウイスキーのつくり方に、日本人ならではの繊細な感性、ものづくりへのこだわり、工夫、高い技術が注ぎ込まれているんです」

私たちは、「ジャパニーズウイスキー」をもっと誇るべきなのかもしれない。


PROFILE

田中城太(たなか・じょうた)

1988年、キリンビールに入社。1989年にナパバレーのワイナリーに勤務後、カリフォルニア大学デービス校大学院修士課程を終了。1995年に帰国し、ワイン関連業務を担当する。2002年に再度渡米し、ケンタッキー州のフォアローゼズ蒸溜所にてバーボンおよび商品開発全般に携わる。帰国した2009年からは、キリンビール商品開発研究所にてブレンダー業務に従事し、2010年にチーフブレンダーに就任、現在に至る。

 

 

007/007>>> 上質なグレーンとモルトの絶妙な組み合わせ

 

この情報は2015年7月29日現在のものです。

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