特集
004>>> ウイスキーの味の決め手となる樽熟の工程へ

10階建ビルほどの高さの熟成庫で原酒は眠る

画像:原酒の詰まったバレル樽

蒸留を終えたばかりのウイスキーの蒸留液は、無色透明で、香味も荒削り。口当たりのまろやかな琥珀色のウイスキーに姿を変えるには、長い年月をかけて樽の中で熟成させなければならない。そこで重要な役割を果たすのが樽の質。大きさや材質、新旧、過去の用途などによって、熟成した原酒の香味に違いが生まれる。

富士御殿場蒸溜所で使われているのは、北米産ホワイトオーク材の小さなバーボン樽。バーボンの熟成に用いられていた樽の内側は焦がされた状態になっている。こうした小樽を使うのは、木の生臭さや雑味を避け、木樽の豊かな香りと色を得るための選択にほかならない。

画像:熟成庫

そして、樽詰めされたウイスキーの原酒は、蒸溜所内の4棟の「熟成庫」で眠りにつく。「熟成庫」は10階建のビルほどの高さがあり、1棟で約4万樽を収めることができる。天井近くまで樽が積み上げられた庫内は、樽から空気中にもれるアルコールと水分、「天使の分け前」の香りに満ちていた。


DATA

キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所

住所:静岡県御殿場市柴怒田970

問い合わせ先:0550-89-4909(受付時間は9:00~16:30 ※休館日を除く)

休館日:月曜日(祝日の場合は営業、次の平日が休館)、年末年始

URL:http://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/gotemba/ ※外部サイト

 

005/007>>> ウイスキーの魅力を現役の“ブレンダー”にインタビュー

この情報は2015年7月29日現在のものです。

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