連載
編集者・ライター本橋隆司さんのイチオシ

「鳥もと」の新鮮な魚――「“切り込み”が絶品。魚、野菜、肉、酒、どれも美味い無敵の店」

写真:安藤青太

本橋 隆司

編集者・ライター

本橋 隆司

フリーランスの編集・ライターとしてWebや雑誌などで仕事中。2013年に『立ち食いそば図鑑 東京編』(マイウェイムック)を、2017年に『東京立ち食いそばジャーニー』(スタンダーズ株式会社)を制作。そばであればだいたい好き。お酒もだいたい好きで、ひとり飲みでふらっと立ち寄るのはきまって赤ちょうちん、徘徊エリアはもっぱら中央線沿線。

■「北海道の珍味と銘酒を堪能できる飲ん兵衛の聖地」

 

荻窪駅の北口にある「鳥もと本店」は昭和27年創業の老舗だ。かつては北口を出てすぐのところにあり、焼き鳥をつまみに「ちょっと一杯」やっていくのにちょうどいい店だった。

 

画像:鳥もと 外観

荻窪の北口、荻窪銀座商店街にある本店。なんと昼から飲めます!

 

 

再開発のためにその店舗を閉め、現在の地に本店が移ったのが平成21年。しかし、その復活はただの復活ではなかった。以前の味を引き継いだ焼き鳥に、実に新鮮な魚と野菜のメニューが加わったのだが、これらがどれもこれも、驚くほどの美味さだったのだ。

 

画像:鳥もと 店長の伊與田(いよだ)さん

店長の伊與田(いよだ)さん。豪快ながら、良いものを出したいという気持ちは誰よりも強い

 

 

店長の伊與田さんによると、「よそと同じことをやっても注目されない」と考え、出身である北海道の人脈を駆使して粘り強い仕入れ交渉をした結果、現在のラインナップになったのだという。あの「鮭児(けいじ)」が800円、「天然キングサーモンのマスノスケ」が1000円で食べられると言えば、その品揃えのすごさが伝わるだろうか。

 

画像:鳥もと/【上】本ししゃも串焼き(500円)【下】日本酒「豊盃(ほうはい)」がほぼ全種類飲める(1合/800円)

【画像上】本ししゃも串焼き(500円)。脂が乗って旨味は十分。貴重な食材だ 【画像下】日本酒「豊盃(ほうはい)」がほぼ全種類飲める!(1合/800円)これも伊與田さんが苦労して仕入れを決めた

 

 

もちろん鮭児以外にも、すごいツマミは多い。「にしんの切り込み」(300円)を初めて食べたときは、今まで食べていた切り込みはなんだったんだろうと思ったものだ。臭みはいっさいなく、にしんと麹の旨味だけが凝縮されている。これをつまみながら青森県の銘酒「豊盃」を飲む贅沢さよ。さらにその切り込みを「豊盃純米大吟醸」の酒粕であえたもの(400円)もあるのだが、これがまたさらに深い味わいなのだ。

 

画像:鳥もと/北海道の郷土料理である「にしんの切り込み」

北海道の郷土料理である「にしんの切り込み」。日本酒との相性は言うまでもなく抜群!

 

 

焼き鳥に加え、極上の酒と魚が楽しめる「鳥もと本店」は、あらゆる飲ん兵衛が楽しめる、天国のようなお店なのだ。

 

DATA

鳥もと

住所:東京都杉並区上荻1-4-3

TEL:03-3392-0865

営業時間:(月~金)13:00~24:00、(土)12:00~23:30、(日・祝)12:00~23:00

定休日:お盆と年始2日ずつ

バナー:「鳥もと」は焼き鳥も美味!

 

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この情報は2018年10月4日現在のものです。

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