連載
〈神々は細部に宿る〉コラム05:知る人ぞ知る名タンナー

独自の経営スタイルで己の価値観にこだわるベイカー社

世界有数のコードバンタンナー「ホーウィン社」が一般的にも知れ渡っているのに対して、イギリスの「ベイカー社」は知る人ぞ知る名タンナー。「ワイルドスワンズ」を取材した記事でも触れているフルグレインブライドルレザーは、2000年前から伝わる独自のレシピで作られ、通常のブライドルレザーよりも手間暇がかかるものの、より丈夫な革として評価が高い。

 

ただ、銀面を削る通常のブライドルレザーの方が表面がきれいに仕上がるため、一般的には好まれる傾向にある。それでも、ベイカー社の社長は”伝統のレシピ”と”丈夫さ”という品質にこだわり続けている。ここに「神々は細部に宿る」に通じる職人魂がある。近年、大手メゾンブランドはタンナーを傘下に入れ、良い革を安定して確保するという流れが顕著になっている。それだけ良質な皮を手に入れるということはブランドにとって死活問題なのである。

 

この流れのなかでも独自の経営スタイルで外資参入を許さず、己の価値観にこだわる「ベイカー社」にロマンを感じる。ちなみに、同社のfacebookを見ると日本でも人気のブランドが出てくる。名だたる高級ブランドも愛用するタンナーであることがわかる。

 

撮影:高橋宏樹 文:宇田川雄一 撮影協力:WILDSWANS

 

 

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※写真はイメージ

 

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この情報は2018年4月21日現在のものです。

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