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クラフトビールコラム #11:世界三大ビール大国の個性

「スーパードライ」に「一番搾り」…海外から見た日本のクラフトビールって?

バドワイザーやハイネケン、コロナ……海外の有名なビールは、日本でもコンビニやスーパーなどでもよく見かける。そこで気になるのは世界の中での日本のビール。文化的な背景もうすく、世界のビールに遅れをとっているようにも感じられるが、海外からはどのように見られているのだろうか。創業当時から香港やシンガポールなど海外向けに輸入をしてきたFar Yeast Brewing株式会社代表取締役の山田司朗氏に伺った。

 

「海外の和食レストランなどでは、日本の大手メーカーのビールが置かれていることが多く、一般の人からは、飲みやすく美味しいと受け取られているように思います。『アサヒ』や『キリン』の名はビールファンでなくても一般的です。ただし、世界の有名なブランドに比べると、そこまで印象は強くはないですね」

 

一方で、個性豊かな日本のクラフトビールは、世界のビールマニアから、高い評価を得ているとも指摘する。

 

「国際大会でも賞を取るなど高い評価を受けているビールもあります。また、美味しいビールだったら、何でも飲んでみたいと言うのがビールマニア。日本の山奥でも、こんなに美味しいビールを造っているんだということで、感動してくれますね。ただし、彼らはビジネスの観点を度外視して評価するので、商売として考えると課題はありますね」

 

日本のビールが海外で選ばれるようになるには、和食との相性を追求したり、和の素材を副原料として使ったり、日本の独自性を特徴づけるような味わいやストーリー性も必要と山田氏は語る。

 

輸出額は前年比111%の約95億円※と年々伸びを見せている日本のビール。世界的な和食ブームに加え、魅力的なクラフトビールの存在も大きいだろう。今後も、世界に向けた日本のビールの活躍が期待される。

 

 

※日本のビールの輸出量:

https://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2017/sake_yushutsu/sake_yushutsu.pdf

 

 

文:橋村望 撮影協力:Far yeast Brewing

 

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この情報は2018年7月13日現在のものです。

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