連載
転ばぬ先のメンズビューティ

男の肌のテカリやすさは女性の2倍? なぜ顔がテカるのか

「メンズビューティ」や「男性美容」という言葉をたびたび耳にする。だが、そんな熱心にやらなければいけないものなのか? スキンケアやニオイケアなど、身だしなみに気を使って何か良いことがあるのか……?

 

なんて思っている「メンズビューティ」初心者に朗報! 実はやればやるだけ良いことがある。「メンズビューティ」は自分への最大の投資。将来、醜いおじさんになるかカッコ良いおやじになるかは、今の美意識で決まる。

 

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以前『For M』で、メンズビューティに関するアンケートを行ったところ、顔のテカリが気になるという回答が多く集まった。季節は夏。街を歩く男性の鼻や額がテカテカと光り、諸兄においても顔のベタつきに悩む時期だろう。皮脂でギラついた顔は、見た目の暑苦しさを2倍にも3倍にも押し上げる。夏でも爽やかな男でいるためにどうすれば良いのか?

 

そこで、我々はメンズビューティに詳しい「NIVEA MEN」担当者に話を聞いてきた。すると、男のテカリケアは「皮脂を取る」のではなく、実は「潤いを与える」ことが大事だと判明したのだ。その全貌をお届けしよう。

 

撮影:加藤謙樹 文:森本裕美

ニベアメン

ニベア花王株式会社

ニベアメン

世界50カ国以上で展開する、ドイツ生まれのグローバルブランド。1922年に男性用スキンケアアイテムとしてシェービングクリームを発売。以来、清潔ですこやかな肌を守るシェービングアイテム、スキンケアアイテムをリリース。2002年に、日本で「NIVEA FOR MEN」として展開し、2015年に「NIVEA MEN」にリニューアルした。テカリケアやエイジングケア、乾燥ケアなどあらゆる悩みに対応しているため、幅広い年代の男性に愛されている。

    

画像:NIVEA MEN

本体はガラス瓶でできており、見た目のカッコよさも男性に愛されるポイントのひとつだ

 

 

⬛なぜ男の肌はテカリやすいのか?

 

照りつける太陽。にじみ出る汗と皮脂。ポケットからハンカチを取り出して拭う。汗拭きシートだって使う。ときには、おしぼりで顔を拭くことだってある。男はみんな、テカリに決別すべく努力をしている。

 

しかし、その努力は実らないことが多い。なぜなら、その努力はその場しのぎに過ぎず、根本的な対策を施していないからだ。しかも、場合によってはさらに皮脂を分泌させ、テカリを増長させる恐れすらある。

 

「NIVEA MEN」の研究所によると、男性がテカリやすい理由は主に2つあるそうだ。

 

1:生物学的な違い

男性の肌は女性に比べて皮脂の産生量が30~50%も多い。

2:生活習慣の違い

男性は、ひげそりによる刺激で肌のコンディションが低下しやすい傾向にある。ところが、あまりスキンケアをしない。そのため、肌のコンディションが乱れ、皮脂が過剰に分泌されるケースがある。

 

つまり、そもそも生物学的にテカリやすいうえに、シェービングという生活習慣が重なることで、過剰な皮脂分泌を招いてしまっているのだ。「だったら、出てきた皮脂を拭けばいいだけだろう?」。そう思う読者もいるだろう。しかしそこに落とし穴がある。

 

「皮脂はテカリの原因になりますが、取り過ぎるのもよくありません」――研究所によると、皮脂は、肌に蓄えられている水分と混ざり合うことで、肌の上に乳液状の膜を形成するという。それは、いわゆる天然の保湿クリームのようなもので、肌をなめらかに保ったり、気候の変化や外的刺激から肌を守ったりすることにも寄与している。そのため、皮脂を取り過ぎてしまうと次のような事態を招く。

 

俺:「テカってるな~。(拭き拭き)。ふ~、さっぱり!」

肌:「大切な皮脂がゼロになってしまった! 分泌しなければ」

俺:「あれ? また少しテカッてきてる。(ゴシゴシ)」

肌:「またゼロに……! 肌は完全なる無防備状態だ。よし、全力で分泌しよう!!」

 

かくして、拭ってはテカる……の無限ループに突入すると同時に、肌のコンディションがどんどん乱れていってしまうのだ。

 

⬛男性は肌悩みに気づかないとケアをしない

 

テカリの無限ループを抜け出すためには、肌のコンディションを整えること、すなわちスキンケアが必須である。肌に水分と油分を適度に与えることで、過剰な皮脂分泌を防ぐのだ。

 

しかし「男性は、悩みに気がつかない限りスキンケアをするという行動に結び付きません」と、「二ベア花王株式会社」のシニアマーケター・松倉申之介さんは言う。「悩みに気づく」というのは、どういう意味なのだろうか?

 

「たとえば、奥様から『あらあなた、疲れている?』と言われたとします。でも、柔らかいトーンで言われると、男性は残念ながら老けに気がつきません(笑)。「疲れてるわね~!」くらいのトーンで来られるとグサッとくる。そして、周りの同年代の人たちを見て、『最近あいつ疲れてるな。俺もやばいのかな……』とやっと気づくんです

 

つまり気づくというのは、漠然と抱えていた肌悩みに危機感を覚え、スキンケアをする意識が覚醒するということなのだ。しかしまだ気づけていない男性は多い。そこで、「NIVEA MEN」はテレビCMに力を入れているという。

 

「女性を絡めながら、肌と肌が近付くシチュエーションを描くことで『俺も女性に見られている。スキンケアをやらなくちゃ』という気づきを促しています。出演者はあえて外国人を起用しています。オーバーリアクションをしても不自然になりませんからね。それと同時に、グローバルブランドとしての世界観も伝えています」

 

≫≫1922年以来、世界50カ国の男を支えてきた「NIVEA MEN」

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