連載
消えたオトコ社会 生きづらい世界で俺たちは

人類にはまだ社畜という“奴隷”が必要だ

「数撃ちゃ当たる」も見極めが大事

 

二村:みんな、今あるものを手放すのが恐いんですよ。あぁなりたかった、こうなりたかったという夢だけは持っているけれど、せっかく慣れた環境を手放して新しいことに挑むのは恐いし、景気が悪いからどうしても現実を見ようとする。

 

下田:今やっていることと、新しいことを並行してやれば良いんですよ。結構、夢って片手間で叶えられるから。本気を出さなくても、自分に向いていることならサクッと稼げる。今の仕事をやりながらできるんじゃないですか? 

 

数撃ちゃ当たるだと思うんです。私の場合、これまでに当ててきたコンテンツ、たとえば「YouTube」に上げた飲み会コールの動画とかって1本目から当たっているけど、どれも一日二日で作ったものがうまくいったから、たいした努力はしてないんですよ。そういうのをいっぱいやれば、どれか当たるんじゃないかな?

 

二村:でも、その言葉を真に受けて、死屍累々たるユーチューバーたちがいるわけでしょ。

 

下田:「1本ダメだったら諦めて」って思う。私は、1本目から当たったから。1年もアップし続けて当たらないのに、なんでまだ才能があると思えるんですかね。そこは次に行かないと。

 

画像:社畜が人工知能になるまでまだ人類には「奴隷」が必要なんです(二村ヒトシ)

今後、社畜の才能は不必要になる

 

二村:それって会社の雇用問題と似ていて。AV監督になりたい人でも修行期間があるんですよ。会社の側としても、その人に才能があるかは分からないけど、安く労働力を使いたいから、まずは丁稚奉公をしろというわけ。

 

みんな、そうやってやってきているし、才能なんてほとんどの人がないんですよ。でも今の世の中だと、シュッとしてる奴は丁稚奉公せずとも世の中に出られちゃうんですよね(笑)。

 

下田:社畜と言われているような、イヤなことを毎日できる忍耐力って、とんでもない才能だと思うんです。でも、その能力をもっとほかに使えないんですか? 私だったらヘルペスができちゃうからやったことがないけど、我慢するって本当にすごい。

 

二村:下田さんに、その才能がないだけですよ。

 

下田:あっ、忍耐力を持っている人が多いと社畜の才能は能力でもなくなるのか。

 

二村:今の日本の問題だけではなくて。奴隷制度が廃止されてからもなお、呼び名こそ変われど、まだ人類には奴隷をやる人が必要なんです。だから今のところ仕方がない。

 

下田:自分の売り方をもっと考えてほしい。

 

二村:AIが進化して、これからは人間が奴隷をやる必要が本当になくなってくる。つまり、忍耐力は必要なスペックのひとつではなくなる。そうなると、独特な能力がない人たちはどうすれば良いかという、労働に関する議論になってくる。下田さんの言うようなセカンドワークのようなもので儲けたり、自分ができることに心からの楽しさを見出せない人は、どうやって幸せを得るのか?

 

下田:たいして稼げていないなら、好きな仕事をしたほうが良い。そのくらいの金額なら、どこに行っても稼げるでしょ? って思うんです。

 

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この情報は2017年5月13日現在のものです。

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