連載
ビジネスマンたちよ、ワイルド・サイドを歩け

加納典明、上手な生き方なんて捨ててしまえばいい vol.4【最終回】

人生の岐路で思い悩んでいる30~40代のビジネスマンたちに“追い風”を与える連載企画──最初にご登場いただいたのは、かつてメディア上でも「超コワモテ」のイメージでならし、73歳にして現在も写真家の枠を超えた活動領域や言動が注目されている写真家・加納典明さん。4回にわたって吹きすさぶ突風から、あなたはなにを得ることができるのか?

 

写真:小川義文   文:山田ゴメス   撮影協力:東京さぬき倶楽部(TEL:03-3455-5551)

 

加納 典明

写真家

加納 典明

1942年2月、愛知県名古屋市生まれ。初の個展で鮮烈なデビューを飾って以後 小説、レコード制作、DJ、TV・CM・映画出演、ムツゴロウ王国移住、8耐参戦など、写真家の枠にとらわれない数々のパフォーマンスを示す。月刊誌『THE TENMEI』が記録的な売上を果たし時代の寵児に。現在は自らの写真を利したアート作品を展開。毎年複数の写真展、アート作品展を開催するなど「100才までは現役で時代の頁を捲る写真を撮る!」と宣言し精力的な創作活動を続けている。
■加納典明オフィシャルサイト:http://tenmeikanoh.com
■加納典明Facebookページ:https://www.facebook.com/tenmei.kanoh

■去勢された男が「オタク」という仮面を被る

 

「オタク」と呼ばれる人種が増えてきている。けっこう昔からあった言葉なんだけど、最近は一見、爽やかそうな容姿やファッションで、普通っぽい日常を過ごしているようなヤツらまでが、ひと皮剥けば……みたいな状況だったりするよね。

 

俺はね、決して「オタク」を否定はしていない。ある意味、人間の感性の方向性としては正しいとも思うし、彼らが生み出すものは、たしかに悪くもない。下手すりゃ新しい産業の基幹となる場合だってある。

 

けれど、それはやっぱり“主流”じゃないし、そもそも問題なのは、去勢されてしまった多くの男たちが、女とかかわることから逃げるための“言い訳”として使っていることなんだよ。

 

ヤリたかったらヤレばいいだろ! 金がないなら、好きな女にずっとくっついてろよ。そりゃ、最低限の礼儀と常識は必要さ。ストーカーになっちゃったら、それは単なる犯罪だもん。

 

そして、そういうバランス感覚は、その男が持って生まれた資質と親の教育にかかってくる。「犯罪」は大半が親の責任。だから、もしお前に子どもができたら、「ストーカーは情けないだけだから絶対にやめなさい!」と言い聞かせ続けるべきなんだ。で、子がなにか事件を起こしたら腹を切れ、と。すまん! ちょっと話がそれてしまったかな(笑)?

 

「あげまん」「さげまん」なんて関係ない!

 

「あげまん」っていうのは、そりゃ間違いなくあるさ。

 

はたから見ていてもすぐわかる。「アイツ(の成功)はどう考えても女のおかげだな」、逆に「アイツは女に削られていくな」……とかってね。でも、そんなこと、じつはどうだっていい。死ぬ前にしか判断できないことなんだから。

 

「家庭」を第一にするなら、付き合う女はカラダやアソコだの、キレイだのってことより、「お利口さんなタイプにしなさい」ってアドバイスが一番真っ当だと思うんだけど、それ以前の“出会い”なんていうのは、ぐだぐだ考える前に、とりあえずはじめちゃえばいいんだよ。“計算”じゃないんだからさ。“計算”じゃないところが男女の素晴らしさだろ?

 

しかも「一人の女を好きになること」は、自分にしか絶対にできなくて、年齢的な旬だってある。本当に貴重な、他では得がたい体験なんだ。昔の人たちがなぜ、あれだけ恋愛をテーマに詩や小説や音楽を創ってきたのか、その理由を突き詰めれば簡単にたどり着ける“真理”じゃないか。

 

「結婚」は、その延長でしかないんだよ。だったら、「結婚を前提に」みたいな言葉が出てくること自体がおかしい。「お見合いサイト」なんか最低だね。自分が伴侶として選んだ相手が仮に「さげまん」だったら、そう判断したときに対処すりゃいいんだよ。

この情報は2016年5月8日現在のものです。

バナー:優しさなんて表に出すもんじゃない

TOP