連載
vol.6【後編】┃Pro-Use for Special Forces

UX.GSG9

■極限状態における「ニーズ」をカタチにした時計

 

ジンの高い技術力を広く世に知らしめたのが1997年発表の「403.EZM2.GSG9」だ。このモデルはドイツの対テロリズム特殊部隊「GSG9」からの要請で開発されたダイバーズウォッチであり、その後継機として2007年に誕生したのがこの「UX.GSG9」である。

 

このモデルの最大の特徴は、同社独自のテクノロジー「ハイドロ」を採用している点にある。ハイドロとは時計ケースにシリコンオイルを封入することで、圧力による時計内部の収縮率を海水や淡水とほぼ同じにするという技術。これによりケース厚はわずか13.3mmながら、5000m防水を実現している。ケースだけであれば1万2000mの耐圧テストをクリアするというから、技術の確実さを伺い知ることができるだろう。

画像:Sinn「UX.GSG9」

上のモデルのように、通常この角度からだと風防に光が反射してしまい時刻が読み取れないが、「ハイドロ」を採用している「UX.GSG9」(画像下)は時刻をクリアに読み取ることができる

 

また、このオイルは風防のサファイヤガラスと屈折率が同じであることから光が反射しないという特性を持つ。一般的に時計は斜めにするとガラスに光が当たり、45度程度の傾きでダイヤルが見えなくなるが、「UX.GSG9」の場合は上の写真のように、ほぼ真横にしても時刻を読み取ることができるのだ。さらに、風防のサファイアガラスも曇らないというから鉄壁である。

 

ケース素材は、ドイツの最新鋭潜水艦「Uボート」に使用されている高い海水耐性と硬度を誇る鋼鉄「Uボートスチール」を使用。さらに、デギメント加工を施した特殊結合方式のダイバーベゼルを装備する。

 

 

DATA

UX.GSG9

ケース径/ケース厚:44mm/13.3mm

ケース:Uボートスチール

ムーブメント:クオーツ(ETA955.652)、-20℃~+60℃の気温での精度保証

防水:500気圧防水

価格:37万8000円(税込)

問い合わせ先:ホッタ ウォッチ&ジュエリー事業部

TEL:03-6226-4715

URL:https://www.sinn-japan.jp/ux-3.html

 

 

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