連載
熱男式! 着こなしの王道セオリー実践講座vol.35

“ロゴの威を借るオヤジ”に比べたら全身ユニクロなんて超オシャレ

元気がないくせに「大丈夫」って強がる男性にはときめくけど、ブランド品で見栄を張る男にはざわめくのが女性。ジーザス! 『For M』読者に限ってまさかとは思うけど、そんなペラペラの内面じゃ春風に吹き飛ばされちゃう~。

心配したスタイリストの栖川さんがNICEなアドバイスをくれたから、これを参考に女性をときめかせるオジサンになってね。


写真:山田英博   スタイリング+アドバイザー:栖川彬子   文:しらいしょうこ(For M)
 

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この日の打ち合わせ場所は新宿の喫茶店。脚を露出した女子高生から頭を露わにしたオジサンまで、さまざまな人々が集い、あちらこちらでドラマが繰り広げられているよう。そんななか、スタイリスト栖川さんを待つ『For M』編集部のしらいは遠くを見つめていた……。


栖川彬子(以下、栖川):お待たせ、お待たせ~! あれれ、しらいちゃんどうしたの? 大仏みたいな顔してるよ(笑)。

編集部しらい(以下、しらい):あ、栖川さん。いやぁすごいもの見ちゃって。さっきこの喫茶店で、新入社員っぽい男性が先輩らしきオジサンに怒られてて。

栖川:なになに? 男同士のバトル? 熱いね~♡

しらい:ううん、むしろ寒くって。キレた先輩が立ち上がったら、スーツなのにベルトのバックルが大きなブランドロゴだったの……。バックル目立つし、「許さない!」って怒鳴るし、戦隊モノのレンジャーみたいに変身しちゃうかと思った。

栖川:え~それはいろいろイタいね。何より、スーツにブランドロゴのベルトっていうのがありえない! そんな人に怒られても反省できないでしょ~。そりゃ、大仏顔にもなるわね。なーむー。

しらい:チーン。たとえジャケパンやオフスタイルでも、分かりやすいブランド品って下品に見えるときがあるんだよね。「オレ、こんなハイブランド身につけてんねん。どや?」的な。煩悩にまみれているよ、まったく。

栖川:まぁ本人にそんなつもりはないかもしれないけど、「ステータスアピールがイタい」って思われるリスクはあるよね。どんなに高価で質の良いものを持っていたとしても、最低限、会う相手や身につけて行く場所は選ばないとね。特にビジネスでは。

しらい:そうそう! マイバッハが激安スーパーに停まってるの見たとき感じた違和感を思い出しちゃった。なーむー。

栖川:チーン。そういう人ってほかのアイテムには全然気を使ってなかったりしない? 古いデザインだったり、手入れが行き届いてなかったり、安っぽかったり。
 
しらい:あるある! あ、ハイブランドのアイテムを頑張って買ったから、お金なくなっちゃったのかな? “ご利用は計画的に”できないタイプ?

栖川:それもあるかもしれないけど、「ブランド品を持つこと=おしゃれ」って思い込んでるのかも? ブランドとそのアイテム自体は魅力的でも、「それを持っているオジサン=おしゃれ」とはならないのにね。

しらい:ポジティブな勘違いスキルが高めなのね。身につけるモノの価格やネームバリューで自分の価値を高く見せようとするのってカッコ悪い。ブランド品を身につけて下品に見えてしまうくらいなら、全身「ユニクロ」の方がよっぽどマシだよ~。

栖川:全身「ユニクロ」なんて全然良いよ~! 別に特別おしゃれ感度が高くなくて良いから、清潔感があってシンプルな着こなしなら理想じゃない?

しらい:確かに! 「高価なアイテム=おしゃれ」じゃないもんね。とは言え、ハイブランドのアイテムに憧れるのも分かる~。ほかにはないデザインとか質感とか見てるだけでも高まるよね♡ 栖川さん、ハイブランドのアイテムを持ってもイタくならないコツってなに?

栖川:う~ん、「コレ!」って言うのは難しいけど、とりあえず毎朝、その日会う人や時間や場所に相応しい着こなしを意識することから始めてみては? ほかのポイントは下を見てね♡

しらい:わぁ、栖川さんが菩薩に見えてきた♡ では明日から早速、胸に手をあてて「TPO」と唱えてみよう! なーむー!

栖川:チーン!

画像:2枚目

<<スタイリスト栖川さんからのアドバイス>>

ビジネスシーンでは、ハイブランドの象徴的なロゴや柄のアイテムは避けるのが無難でしょう。どんなブランドでもスーツに合うシンプルなものが理想です。ブランドのロゴで自分を大きく見せるよりも、髪型など身だしなみを整えて、仕立てのいいスーツにピカピカの革靴を身につけているほうがデキる男に見えますよ。

 

デートや休日スタイルでも同様に、ブランド品の主張が強すぎると女性にはウケないかも。一目でどこのブランドか分かるロゴや柄のアイテムは避け、さりげなさを意識して取り入れましょう! 男性のおしゃれには、足すだけではなく引くことも肝心です。

栖川彬子|すがわあきこ

スタイリスト

栖川彬子|すがわあきこ

テキスタイル関連会社に就職後、スタイリストを目指してアシスタント活動を開始。メンズ雑誌をはじめ、さまざまな媒体の現場を経験し、現在はフリーランスとしてメンズ、レディース問わずweb、広告などで活動中。

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この情報は2017年3月25日現在のものです。

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