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熱男式! 着こなしの王道セオリー実践講座vol.34

ベルトを捨てよ、町へ出よう。春めく男のベルトレスパンツ3選

◆スーツ用スラックスをジャケパンスタイルに流用するのは格好悪い!


ウェストをベルトで固定しなくても穿ける「ベルトレス仕様」のパンツが、どうもこの春夏一気に普及しそうだ。ほんの少し前まで流行していた、やや大きめのバックルをギンギラに目立たせるのとは正反対の動きであり、驚かれる方も多いのではないか。

実はどちらも火付け役はイタリアの男性。個人的には「モテたいだけ。相変わらず装いに骨がないなぁ」と、つい嘆きたくもなる。しかしクールビズを例に挙げるまでもなく、軽装化が著しい昨今のビジネスウェア事情を考えると、これは自然な推移・進化と言える。

ネクタイが外れ、ジャケットも身に着けないのが珍しいことではなくなったビジネスウェアで、次のリストラ対象となったのは、ベルトというワケだ。

正しいベルト選びに自信がないのであれば、いっそしない方が良い。さらに、「スーツの下のパンツ」をジャケパンスタイルのパンツに流用している人を見かけるが、怠惰で中途半端な印象に見える。それをベルトレス仕様のパンツに代えるだけでかなり解消することができるのだ。

 

 

◆ベルトを“しない”3つのメリット

 

1.縦ラインが強調され、スタイルが良く見える

シャツとパンツのみの装いでは特に、体のほぼ中央を横に走るベルトが不用意に目立つ。しかし、ベルトレスにすることで横のラインが消え、体の縦の線が自然と際立つためスッキリとした印象になるのは明らかだ。

 

2.ストレスフリーな履き心地になる

ベルトがないことで、腹部への圧迫感やウェストラインの蒸れが軽減し、パンツがより快適な穿き心地になる。

 

3.コーディネートが格段に楽になる

スーツや靴との組み合わせを考えて、いちいちベルトの色や種類を選ぶのは、実はかなり面倒だ。ベルトをしないというだけで、何かと忙しい朝の身支度が圧倒的に楽になる。

 

◆美しく穿くための注意点

ベルトレス仕様のパンツを選ぶ際には、今まで以上に「サイズ合わせ」を慎重に行ってもらいたい。

ウェストやヒップのみならず股下、さらには股上までも自分のサイズにぴったりと合わせないと、美しく穿けないどころかあっという間にずり落ち、かえって惨めな格好になる。サイズに不安がある場合には、お金と時間を多少かけてでも、ベルトを一本新調したと割り切ってお直しをすべきだ。

では具体的に、ベルトレス仕様のパンツにはどんな種類があるのか。次ページより、初心者にも取り入れやすい3タイプのベルトレスパンツを紹介するので、参考にしてみてほしい。

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写真:吉岡教雄   文:飯野高広   スタイリング:宇田川雄一

 

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