連載
名刺を捨てた男 #010 ラッパー・Zeebra 04/04

四十男に必要な然るべき“ポジショニング”

■四十男は自分が“おっさん”であることを認めること

 

子どもの話をしているときは、アーティストというよりも優しい親の表情になるZeebraさん。そんなZeebraさんに、自分らしい人生を送るために必要な、10代、20代、30代でやっておくべきことを聞いた。

 

「やっぱり10代は無茶しとけってことかな。20代はそこに責任が生まれるけど、それでもまだ無茶はした方がいい。そこから不思議な展開が生まれるかもしれないし、新しい道が開けることもあるから。30代は働き盛りだよね、そして40代への基盤作りであることは間違いない。

 

だから、30代はある程度固めつつ、でも縮こまらず、いかに自分のフィールドを広げるかを意識するといいかも。40代は人としてかっこいいことが大切かな。そのためには信頼感も必要だし、本当の意味でのかっこよさを身につけたい。だから、40歳になったらまずは自分が“おっさん”であることを認めること。それがかっこいい大人への第一歩」

画像:2枚目

■「肩書き」ではなく「生き様」

 

自身も40歳を過ぎた頃から、へんなエゴがなくなったと語るZeebraさん。

 

「25歳、30歳くらいだと大学とかを卒業して10年も経ってないから、そうは違わないでしょ? でも、40歳過ぎるとすごい奴は億万長者、一方ではまだ実家暮らしって奴もいる。それをいちいち比べても仕方がないでしょ。

 

それよりも、ココとココが組んだらこんなことができるとかって意識になってくる。まぁ、儲けの差はあっても基本的に仕事はどれも大変だから。今でも遊んでる仲間には魚屋もいれば八百屋もいる。俺はただの“ラップ屋”。だから、ヘンなデカイものに巻かれなければいいかなって。そういうものとだけは常に距離感を保ってやってる感じですね」

 

最後に、組織のなかで不安を抱えながら生きている人たちへのアドバイスを聞いた。

画像:3

■適材適所、自分の立ち位置を見極める

 

「ピッチャーだけで野球ができないように、それぞれの“ポジション”に意味があるんだと思う。自分もそれをまっとうしているだけ。風営法改正を例に挙げると、朝まで踊らせろ! 権利を認めろ! っていう主張一辺倒のやり方もあったけど、それで本当に変わるのかなって。

 

本当に変えるためにはどうするかっていうときに、今回はいろんなところに手を伸ばしたんです。それぞれが組織のなかで感じている不満も同じことだと思う。自分の置かれている環境に満足がいかないなら、その環境を変えるか、満足できる環境に移るしかない」

 

ときには自らが組織を牽引し、ときには自分の引き時を知り他者をサポートする。適材適所、状況次第で自らの立ち位置を見極めると話す姿に、かつてのストリートをならしたヒップホップ青年の面影はないかもしれない。

 

だが、いまや自身のレーベル「GRAND MASTER」の主宰、そして渋谷観光大使ナイトアンバサダーの会長として、名刺を手にして奔走している姿は、多くのヒップホップ青年に夢を与え、次世代の目標と言える存在になっていることは間違いないだろう。

 

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◆◆SUMMER BOMB 2016 produced by Zeebra◆◆

日程:8月21日(日)
時間:開場/開演 14:00
場所:東京・日比谷野外大音楽堂

出演
AK-69・RINO LATINA Ⅱ
Zeebra・般若
Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)・EGO・Jinmenusagi
KANDYTOWN・BAD HOP
サイプレス上野とロベルト吉野・Y’S・CHICO CARLITO

チケット
先行受付:5000円(税込) 
受付締切:7月25日(月)23:00

一般発売:6,000円(税込) 
販売開始:7月30日(土)10:00より


詳しくは公式サイトをチェック!!
https://summerbomb.amebaownd.com/ 

 

 

 

 


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この情報は2016年7月23日現在のものです。

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