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「ツヴィリングJ.A.ヘンケルス」日本工場に潜入!【前編】

切るではなく”入れる”――。「ツヴィリング」がめざす究極の一丁

岐阜県関市には、「双子マーク」でお馴染みの世界的ナイフブランド「ツヴィリング」の工場がある。ここは、本国以外でハイエンドモデルを製造できる世界唯一の工場だというから驚きだ。

 

奇しくも、関市は「ツヴィリング」の創業の地であるドイツ・ゾーリンゲンと同じ世界三大刃物の街(もうひとつはイギリス・シェフィールド)で、鎌倉時代から刀鍛冶で栄えた町である。今回は世界有数の「刃物の町」、岐阜県関市のルポをお届けしよう。

 

撮影:佐坂和也 文:山田ゴメス

画像:ツヴィリングJ.A.ヘンケルス

「ツヴィリングJ.A.ヘンケルス」の創業は1731年。現在では世界に12の支社を持ち、100カ国以上でナイフはじめ、鍋やテーブルウェアも取り扱う総合キッチンブランドである

 

■刃物の街・岐阜県関市の「ツヴィリング」日本工場へ

 

久々、プレスツアーってやつに行ってきた。どれくらい久々かと言えば、数えて10年ぶりだったりする。

 

「プレスツアー」とは、企業や地方自治体が運営している工場や研究所、施設などにマスコミ関係者を招き、プロモーションや活動内容への理解を深めてもらうことによって、メディア掲載や放映の獲得を目指すツアーのことである。前に行ったのは、たしか北九州市が主催するプレスツアーで、「フグとくれば下関ですけど、北九州のフグも負けないほどおいしくて、お値段的にもリーズナブルですよ」みたいなことを書いたと記憶している。

 

今回ご招待いただいたのは、「刃物の街」として有名な岐阜県関市に日本本社を置く、世界的な広いシェアを誇る刃物メーカー「ツヴィリングJ.A.ヘンケルス」

 

正直、こういうきっかけでもなければ、なかなか訪れる機会のない街であり、企業でもある。期待、高揚、好奇心──はたして、どんな新しい発見が待っているのやら? ワクワクがとまらない……。編集Yとカメラマンのササカ、そして私、ライター・山田ゴメスの3人は、関市に向かった。

 

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