連載
「プレミアムフライデー」を有効活用せよ

好奇心旺盛なサラリーマンたちが通う一流シェフの料理教室が熱い!

2017年2月の最終金曜日から実施された「プレミアムフライデー」――。午後3時に仕事を終える働き方改革であり、新たな個人消費喚起施策として昨年度末に話題をさらったが、それ以降はすっかり耳にしなくなってしまった。

 

しかし、少人数ながら積極的に「プレミアムフライデー」を活用し、ゆとりのある月末の金曜日を過ごしている男たちがいるのを知っているだろうか。そして、彼らが取り組むのが「料理」である。それもただの料理ではない。

 

フランス政府から「フランス芸術文化勲章」を授与された数少ない日本人シェフであり、最年少で日仏2カ国でミシュランの星を獲得した、松嶋啓介氏が教える「パパだけの料理教室」である。

 

文・写真:ヤマダタクリュウ(For M)

画像:パパだけの料理教室

料理教室に参加したサラリーマンたちの顔は真剣そのもの。間近でシェフの技が見られる貴重な機会だ

 

 

■好奇心旺盛なサラリーマンたちの「なんで?」を解消

 

集まったサラリーマンたちは、松嶋シェフの直接指導を受けられると仕事終わりにも関わらず意気揚々と気を吐いている。この日のレクチャーは「鶏のバスク風トマトソース」と「肉の焼き方」だ。

 

配られたレシピに料理の手順は書いていない。あるのは食材のリストだけだ。これも松嶋シェフの「パパだけの料理教室」の特徴で、料理の手順をその都度生徒たちが書き込んでいく。シェフと会話をしながら、その工程にどんな意味があるのか、なぜその順序で行うのかなど、好奇心旺盛なサラリーマンたちの「なんで?」が次々と解消される。

 

「なぜ鶏は皮側から焼くのか」

「塩、コショウに味付け以外のどんな意味があるのか」

 

一般の主婦に聞いても相応しい答えが得られないであろう、一流シェフならではの答えに思わず生徒たちが唸る。

 

「今回で8回目となりましたが、『パパだけの料理教室』のアンケートに見られる要望の多くは『子どもに素材の味を教えてあげたい』という父親のならでは意見です。

 

味付けされたものをばかりを食べる現代人は、感覚がマヒしています。最低限の調味料で素材本来の味をどうやって引き出すのかということを伝えるようにしています」

 

すべての社会問題は食で解決できる、という松嶋シェフの料理教室は「食育」に近い。そして、いかにして料理を完成されるのか、旨みの仕組みが分かれば、どんな料理にも応用できる。松嶋シェフが“現場”で培ったノウハウを面と向かって享受できるまたとない機会だ。

 

画像:パパだけの料理教室

スマホで撮影して自宅で作るときにしっかりと復習。この辺りの気安さも松嶋シェフならでは

 

 

 

■「プレミアムフライデー」を“チャンス”ととらえられるか

 

「パパたちの料理教室」をバックアップするマギー(ネスレ日本株式会社)のハンクス香織さんいわく、

 

「家庭における男性の在り方も変わってきました。男性が料理するのは決して変わったことではないですし、女性とは違う料理を作るのは、家庭にとってもいいことです。また、実際に自分で料理をする楽しさを知った男性は、家庭での立ち位置が変わっているようです」

 

これまで多くの料理教室を見てきたハンクスさんも、「パパたちの料理教室」は普通の料理教室にはない松嶋シェフならではの教え方がリピーターを増やしているという。

 

「プレミアムフライデー」を一時のブームととらえるか、はたまた“チャンス”ととらえるかはあなた次第だ。「仕事をいいわけ」にした「やらない理由」は、いくらでもできる。ここはひとつ、新しい世界を見たいという好奇心を糧に、次の一歩を踏み出してほしい。

 

 

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この情報は2017年4月28日現在のものです。

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