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観光特需に湧く沖縄の今 vol.003

ガレッジセールが語る、沖縄エンタメの底力

 

今回で最終回となる沖縄企画、第3弾は、沖縄芸人の顔として「よしもと沖縄花月」で座長を務める「ガレッジセール」にインタビュー。沖縄県は2011年から吉本興業とともに、沖縄の地に新たなエンターテインメントを生み出すべくタッグを組んできた。その本拠地こそ「よしもと沖縄花月」であり、その舞台を支えているのが「ガレッジセール」の2人というわけだ。

 

“お笑い”は地元・沖縄の人たちの目にどう映るのか、そして沖縄観光の新たな起爆剤になり得るのか。「ガレッジセール」の2人に熱く語ってもらった。

 

 

観光特需に湧く沖縄の今
vol.001>>>夏よりも “熱い” 春の沖縄を旅する
vol.002>>>
那覇の夜を闊歩する、赤提灯はしご酒

 

 

 

ゴリ

ガレッジセール

ゴリ

1972年、沖縄県生まれ。お笑いコンビ「ガレッジセール」のボケ担当。お笑いだけでなく、映画やドラマ、バラエティー番組の司会など、幅広く活躍。2014年に旗揚げした「おきなわ新喜劇」では演者、座長、そして総合演出を務める。

川田広樹

ガレッジセール

川田広樹

1973年、沖縄県生まれ。ツッコミを担当。相方・ゴリとともに「おきなわ新喜劇」の座長を務める。相方・ゴリを含め個性派ぞろいの沖縄の若手芸人たちをするどくツッコむ「おきなわ新喜劇」のまとめ役。

画像:2枚目

 

今回の沖縄取材を通じて、春ならではの穏やかな気候と閑静な町の雰囲気に、ギラギラした夏の沖縄にはない過ごしやすさを感じた。現地の人たちも夏の喧騒を前に穏やかムードで、和やかな時間が流れていた。そうした雰囲気だったからなのか、“沖縄”や“那覇”の魅力を再発見できたからこそ、沖縄観光の何かが変わろうとしているように思えた。「ガレッジセール」の2人が考える“リゾート感”に頼らない沖縄の魅力とは何なのだろうか。

 

 

ゴリ:「この時期はエアーも安く、台風も花粉もなくて過ごしやすい。にもかかわらず、観光客が少ないのは、沖縄にとってもったいないことです。すでに海開きをしているところもありますし、本土との温度差を考えれば、夏と同じくらい観光するのにいい季節なんです。

 

ビーチやマリンスポーツだけでない、沖縄観光の新しい目玉となるのが「よしもと沖縄花月」だと思います。地元でも認知され、ようやく人気が出てきました。これからが勝負だと思っています」

 

画像:3枚目

 

吉本興業が沖縄に進出したのは2011年。エンターテイメント人材の養成所に始まり、2014年3月には「おきなわ新喜劇」を旗揚げし、2015年3月には国際通りに常設劇場「よしもと沖縄花月」が誕生した。

 

「ガレッジセール」の2人は座長を務め(「スリムクラブ」も座長を務める2班体制)、ゴリさんは総合演出も行なう。『よしもと沖縄花月』がオープンして1年。お客さんの入りや評判はどうなのだろうか。

 

 

ゴリ:「今は地元の人がほとんどですね。でも、これは喜ばしいことです。まずは地元から。国際通りで営業するお店の店員さんや近くに住んでいる人に来てもらって、口コミで観光客にも広がっていけばいいと思っています」

 

画像:4枚目

 

川田:「『おきなわ新喜劇』のテレビ放送も始まったので、沖縄の新しいエンターテインメントとして定着するのに、そう時間はかからないと思います。地元に根づけば、大阪と張るような地元の名物として観光の目玉になりますし、ゆくゆくは『おきなわ新喜劇』を見た若い世代が舞台に立ちたいと言ってくれるとうれしいですね」

 

 

「おきなわ新喜劇」の舞台に上がるのは、ほとんどが沖縄出身の「沖縄芸人」。若手の「ありんくりん」(見るからに沖縄人らしい風貌をした“ひがりゅうた”と日米ハーフである“クリス”の2年目のコンビ)はじめ、お笑いのポテンシャルと沖縄らしいキャラクターを併せもったタレントぞろいだ。全国を舞台に活躍する日もそう遠くはないだろう。

 

 

ゴリ:「沖縄は歌や踊りなど娯楽が盛んです。県民に対する芸人の割合が多いとも言われています。かわいい人やかっこいい人、歌や踊りがうまい才能のある人もたくさんいます。沖縄エンタメの底力は沖縄人が生まれもったポテンシャルそのものだと思います。

 

お笑いを沖縄のエンターテインメントとして定着させること。そして、彼らを全国区に押し上げていくことが、座長として、今僕たちにできることだと思っています」

 

この情報は2016年4月22日現在のものです。

画像バナー:ガレッジの2人を沖縄に引きつけた「ユタ」

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