連載
Cook Islands 03/03

日本人にとっては秘島だが、実は “気軽に行ける” リゾート

アイツタキ島やワンフットアイランドのラグーンがいくら世界一美しくても、あまりに不便だと行くことを躊躇してしまうだろう。しかし、そんな心配は無用だ。日本がクック諸島を国家として承認したのは2011年ということもあり、日本人にとっては馴染みの薄い存在なのだが、リゾート地として必要な条件は揃っている。

 

1年間に訪れる観光客数は12万人程度。その多くがニュージーランド人で、日本人が沖縄へ行くような感覚でクック諸島を訪れている。オーストラリア人も多く、ヨーロッパからの旅行客も増えているが、日本人の旅行者は1年間でたったの300人程度。リゾート地では非日常を味わいたいという要望にもぴったりだ。

 

日本人が少ないから日本人にとって不都合が多いかと言うと、そんなこともない。公用語が英語なので片言でも理解できればそれほど困ることはない。街中でWi-Fiは使えないが、多くのホテルでは有料(100MB/10NZ$〜1000MB/50NZ$)で使用可能。常に使えるわけではないが、ちょっとしたメールチェックや緊急時の連絡はできる。そのバランスも骨休めするには絶妙と言えるだろう。

 

また、ホテルの数が多く、種類も豊富なのも嬉しいポイント。ラグジュアリーホテル、水上バンガロー、プライベートプール付きのヴィラから、カジュアルなスタンダードクラスのホテルやB&B (ベッド&ブレックファースト) まで、多彩なホテルを選ぶことができる。どの島のどのホテルに泊まって何をするか。プラン次第で価格が調整できるので、目的に合わせて無理のない範囲で計画を立てれば良い。

 

さらに、誰もが聞いたことあるグローバルなグループのホテルがないという点はクック諸島ならでは。地元に根付いたホテルばかりで、ローカルな雰囲気が楽しめる。クック諸島はどこにでもある画一的なリゾート地ではないということだ。

画像:料理とマーケット

旅先を決める条件として、料理も大きなポイントだが、クック諸島の味付けは日本人の舌に合っている。ツナ (マグロ) を使ったメニューが一般的で、その横にキッコーマンソース (しょう油) やワサビ、生姜が添えられていることも少なくない。魚介類はもちろん、野菜も新鮮で味がしっかりしていて、ニュージーランド産の肉類も絶品。ホテルのディナーは当然のこと、マーケットの料理もどれもおいしい。

 

また、旅を気軽に楽しむには治安も大切な要素だが、その点もあまり心配はいらない。日曜日になると着飾って教会に集まるようなクリスチャンが島民の80%以上を占めていて、治安が良いことで知られているからだ。(参考:「ラロトンガ島の教会で歌われているゴスペル」) 島の住民の温かい人柄に触れ、移住してしまった日本人がいるほど居心地は良い。

 

最後にルートの説明を。日本からクック諸島へ行くのにもっとも便利なのは、ニュージーランドのオークランド経由。成田からオークランドへは11時間程度、オークランドからラロトンガ島までは4時間程度を要するが、オークランドで一休みという乗り換えプランであればそれほど苦に感じないだろう。

 

フライトに関して個別に確認したい場合は、ニュージーランド航空をチェックしてほしい。また、ツアーやホテル、アクティビティーなどに関しては、各旅行会社まで。観光局の公式サイトには、あらゆる情報が詳しく掲載されている。

 

日本人にとって最後の楽園とも評されるクック諸島は、本気で骨休めできる希少なリゾート地。正直なところ、多くの人に知ってほしい気持ちもあるが、個人的にはあまり知られていない秘島のままの方が魅力的だ(笑)。

 

写真(※一部)・文:平 格彦 (pop*)

 

 

DATA

◆クック諸島観光局 http://www.go-cookislands.jp/rdp.html

◆ニュージーランド航空 http://www.airnewzealand.jp

 

◆主な旅行会社 ※50音順

・STW (東京都・渋谷など) http://stworld.jp

・JST (愛知県・矢場町) http://www.jstgroup.com

・トーホートラベル (東京都・茅場町) http://www.fijimagicfiji.com

・パーパスジャパン (東京都・原宿) http://www.purposejapan.com

・冒険の島 (東京都/神田) http://adventure-is.co.jp

 


▼多忙な毎日の熱量補給に。~For M「メルマガ」配信中
キーパーソンのインタビュー、ファッションTips、美女ギャラリーなど、最新コンテンツの更新情報&編集部が厳選したヒット記事を毎週お届けしているFor Mの「メルマガ登録」はコチラから!

この情報は2015年12月22日現在のものです。

TOP