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Urban Outdoor Catalog vol.43

有給使ってフラッと行っちゃう? 手ぶらで雪山遊びが最高に快適だった

 

学生時代には友達たちと毎月のように訪れていたスキー場。しかし、仕事が忙しくなるにつれて少しずつ足が遠のき、30歳を過ぎるころにはぱったりと行かなくなってしまった……。そんな方も多いのではないだろうか?

 

かくいう筆者もスキー場は10年以上行っていないし、持っているウェアや板はだいぶ時代遅れ。子どもから「スキー場に行きたい」とせがまれても、年に1~2回くらいしか使わないであろうギアに10万円を超える出費はあまり現実的ではないし、ましてや家族の分まで揃えるなんて想像するだけで恐ろしい……。

 

そんな折に体験したGALA湯沢の手ぶらスキー。着の身着のままの格好で行けるし、レンタルに対する不満は皆無、とにかく便利で快適だったその魅力をお伝えしよう。

 

 

文:Tadack(Green House)

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スキー、スノーボードともに、レンタル用の板はスタンダードモデル。有効エッジを長くすることで、ボディサイズを短くして、取り回しやすさをアップ(写真上)。ウエアのレンタル前に行う身長測定用の器具。サイズ表記も多言語に対応している。Webで事前予約をすれば、価格も20%オフになるのでお得(写真下)

 

 

■レンタル在庫数世界一の「サロモンステーション」がすごい

 

東京駅から新幹線で75分。新潟県南魚沼郡のGALA湯沢スキー場は、駅直結型のリゾート施設として1990年にオープン。去る2月の3連休には過去最高記録となる9000人が来場し、そのうち25%が外国人観光客という、インバウンドの取り込みにも成功している人気のスキー場だ。

 

JR駅構内の広告などでも見かける “GALAの手ぶらスキー” だが、実際に利用したのは今回が初めて。じつはこの触れ込みが外国人観光客からも人気のようで、雪を見たことがないアジア圏の観光客が特に急増しているそうだ。GALA湯沢には、世界的なスキーメーカー「Salomon」が運営するレンタル施設「サロモンステーション」があり、保有在庫数は世界一となる7000台を完備。多国籍化する利用者にあわせて、申し込み受付は五カ国語に対応している。

 

「スキー場利用者の約半分がレンタルを利用するという場所柄、お客様をお待たせしないためのオペレーションを徹底しています。レンタル申し込みから用品の受け取りまでは最大で15分。その後、ロッカールームで着替えて、ゴンドラに乗ってゲレンデに到着するまで、およそ30分で完了するという設計にしています。サイズが合わない時でも、素早い対応ができるように交換専用のカウンターも用意しています。(アメア スポーツ ジャパン/石田 満さん)」

 

駅直結のスキー場という場所柄、新幹線の到着時間に合わせてレンタル客がどっと一気に押し寄せる。そんな場合でも、ストレスなく用品の受け渡しができてすぐにゲレンデに行けるというのは嬉しいポイントだ。

 

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サロモンステーションの受付。バイリンガルのスタッフも多く、申込用紙などはすべて五カ国語に対応(写真上)。外国人観光客に人気の長靴レンタル(1日1000円)。最多で1日800足のレンタル実績があり、 ゴンドラやリフトに乗って眺望を楽しむスキー初心者が多いとか(写真下)

 

 

■インナーを持参すれば、温泉とビールも付いてくる!?

 

また、「サロモンステーション」で貸し出しているウェアや板は、いずれも最新モデルであるというのも特徴。レンタル用品って、見るからに型落ちでボロボロという先入観があったので、これにはちょっとした衝撃を受けた。

 

「ウエアの上下はサロモンの最新モデルをレンタルしています。デザインやシルエットは最先端ですし、カラバリも豊富に用意しているので、上下の色の組み合わせ方も豊富。スキーとスノーボードの板は取り回しやすい短めサイズで、滑走面の有効エッジが長いので、とても乗りやすいと思います(石田さん)」

 

レンタルウェアの難点である “レンタルカブリ” しにくい、というのは大きなポイントだ。ウェアのレンタルは上下で1日3000円、ギアのレンタルはブーツと板のセットで1日5000円なので、年に数回程度の利用であれば、購入するよりもレンタルの方が賢いと言える。ほかにも、ゴーグルは1日3000円、グローブとニットキャップはそれぞれ1000円で販売をしているので、防寒インナーや着替えだけ持参すれば、あとはほとんどが現地調達できるというわけだ。なお、駅構内には温泉施設「SPAガーラの湯」があるので、帰りの新幹線までの時間を使ってリフレッシュすることも可能。車の運転がないので、湯上がりのビールだってお咎めなしだ。

 

GALA湯沢は標高が高いため、今年はGWまで営業の予定。例えば4月の平日、つかの間の非日常を味わいに“手ぶらで春スキー”はいかがだろうか?

 

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