連載
Urban Outdoor Catalog vol.32

アパレルラインはその一端に過ぎない――Snow Peakが夢見るライフスタイルブランドとは

質実剛健で妥協を許さないモノ作りに定評があり、幅広いキャンパーから愛されるブランド「Snow Peak」。2014年秋冬シーズンに「Snow Peak Apparel」が立ち上がると、アウトドアファンの間では大きな話題となった。

 

今年で4年目を迎え、いまやキャンプシーンだけでなく、タウンユースでも馴染みのブランドとして、国内外から注目を集めている。「Snow Peak Apparel」のデザイナーであり、社長・山井太ご息女でもある山井梨沙に話を聞いた。今回は、2018年1月にオープンしたばかりの東京の新しい情報発信拠点「Snow Peak Tokyo HQ3」でインタビューに臨んだ。

 

 

撮影:吉岡教雄 文:Tadack(Green House)

 

Snow Peak Apparel

スノーピーク アパレル

Snow Peak Apparel

2014年の秋にローンチ。「HOME⇄TENT」をコンセプトに、普段使いでもキャンプシーンでも快適に着られるウェアを展開している。素材にこだわり、特に昨今アウトドアウェアで注目を集めている難燃性素材の開発は「Snow Peak Apparel」が牽引役。スノーピーク社長・山井太のご息女である山井梨沙がデザイナーを務める。

 

 

画像:snowpeak

■Snow Peakはキャンプブランドではない

 

「生まれたときからアウトドアが生活の一部だった家庭に育ちました」

 

開口一番、そう語り出したのは山井梨沙、30歳。2012年にスノーピークに入社し、約2年かけて新規事業の「Snow Peak Apparel」をローンチ。父親は現・スノーピーク社長の山井太というアウトドア業界のサラブレッドである。

 

今年で4年目を迎える「Snow Peak Apparel」だが、立ち上げは簡単なものではなかった。社内はもちろん、ユーザーからも「なぜ、スノーピークがアパレルを?」という反応が多かったと言う。それでもめげずにやってきたのは、父親であり社長から入社日に贈られた言葉だった。

 

「Snow Peakというブランドは、キャンプ製品専門のブランドではない。自然指向のライフスタイルを提案することであれば何をやってもいい会社だ。キャンプにとらわれず、好きにやってくれ」

 

2018年2月からは、アパレルのデザイナーを兼任しながら、スノーピークの商品開発を担当する執行役員に就任。「今年から本当にやりたいことができる!」と目を輝かせながら語る彼女に、開発秘話から生い立ち、スノーピークの未来、そしてSnow Peakが夢見る真のライフスタイルブランドの全貌が浮かび上がってきた。

 

 

Next>>>徹底した素材主義。Snow Peakアパレルラインの服作り

この情報は2018年4月7日現在のものです。

TOP