連載
妻36歳、自分40歳、息子2歳の夫婦です。妻が電気の消し忘れやエアコンのつけっぱなしに厳しくて困っています。居間など妻が管理している部屋なら分かるのですが、私の自室で消し忘れがあると、ものすごく叱られます。

それなりに収入があるので「つけっぱなしでも気にしないで欲しい」と頼んだこともありますが、「そういうことじゃない」と余計に叱られました。そう頻繁なことではないとはいえ、電気の消し忘れ程度で責められるのが苦痛になってきていて「俺が稼いでるんだから、部屋ぐらい好きにさせろ」と言いそうになってしまいます。

自分の部屋ぐらい好きにしたいのですが、妻を説得する方法はないでしょうか。

(店長さん/40歳/自営業)

奥様が怒ってらっしゃるのは電気の消し忘れではありません

A.武田先生がアンサー

 

妻を説得する方法? 多分、ないです。

 

女性は、自分の正当性を主張する生き物です。その正当性を店長さんが論破したとて、奥様は頭で理解はできても、納得はしないはず。ゆえに、そこにパワーをかけても不毛です。ただ、店長さんの真の望みは、「妻が不機嫌でない状態」ですよね。

 

その理想の状態を作り出すための施策なら、ご提案できるかもしれません。

 

提言①不機嫌な状況を作り出す原因を取り除く

 

今回の場合でいくと、「電気やエアコンを消し忘れないこと」になります。これさえ店長さんが遵守すれば奥さんがガミガミ言うことはないのですから、消した方が手っ取り早く平和が手に入ります。

 

でも、店長さんにとってそれらは特に重要なことではないので、すぐに忘れてしまいます。ゆえに、忘れない仕組みを作ります。極めて原始的ですが、効果は抜群。店長さんの部屋の扉に、「エアコン、電気は消しましたか?」と張り紙をしておくのです。部屋を出るとき、絶対に目に入る場所に大きく書いておけば、まず見落としません。忘れていても、思い出せます。

 

 

提言②妻が不機嫌になったときに、素早くその機嫌を修復させる

 

仕組み化したことでミスが減ったとしても、人間ですから完全ではありません。電気やエアコンのスイッチを消し忘れて、奥さんが怒ったとしたとき、彼女が求めているものとは何か?

 

実にシンプルで、「心からの謝罪」です。

 

「謝ればいいってこと? 簡単じゃん」と思われたのなら、ちょっと待った!!! ただ謝ればいいってもんじゃあございません。

 

「謝ればいいんですか? どーもすいませんでした!」

 

過去に流行った芸人のギャグじゃないですが、あからさまに自分は悪くないけど譲歩してやってる感の透けてみえる謝罪は、むしろ逆効果です。

 

また、早くこの場を収束させるために繰り出す無表情での「ごめん」も、最初の1、2回は通用するものの、次第に何に対して悪いと思っているか理解していないまま機械的に謝罪しているのを見破られ、妻を余計に逆上させます。

 

ましてや、「俺が稼いでいるんだからごちゃごちゃ言うんじゃねぇ!」と金の力にものを言わせて、妻を力業でねじ伏せようとするのは論外です。

 

そもそも奥さんが何に怒っているかと言えば、電気を消し忘れたことではなく、「自分がお願いしたことを軽視されていること」です。

 

そうなると女性脳は、「私の話を全然まじめに聞いてくれていなかった過去の罪状」を必死で掻き集め始めます。そういえばエアコンも消してくれていない、何度言っても洗濯物は脱いだまま、息子にアレルギーがあると言ったのに卵白を食べさせようとした……ブッチーン! てな具合に、怒りが雪だるま式に膨らんでいくパターンです。

 

なので、ここで謝るべきは、「電気を消し忘れたこと」ではなく、「あなたの話をちゃんと聞いてあげられなかった自分の姿勢」なのです。

 

スイッチを切るという事象ではなく、奥さんの気持ちに寄り添って謝るのが大事! なので、謝るときは、「ごめん、なんか俺、君の話を最近真剣に聞けてなかったね」と、まずは本質に触れる。その上で、「努力するから、具体的に協力してほしいことを教えて」と改善策について提案をする。

 

その歩み寄りの姿勢も好印象であり、かつ、同じ轍を踏まない対策として、具体的なTO DOを相手から引き出す。提言①のフローに戻ります。

 

これができれば、なーんて理解のあるご主人! たとえ消し忘れたとしても、紙に注意事項を書いてドアに貼る努力がいじらしくて、優しくしたくなっちゃうと思うけどなー。ね、効果テキメンでしょ?

 

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武田 尚子

恋愛 ガイド

武田 尚子

1980年代生まれ。大学在学時代、コラム執筆。卒業後、某企業の総合職として勤務。都会で働く強くなりすぎた女子、早々にリタイヤした勝ち組女子、男子の本音など、東京のリアルな恋愛模様への知見を活かすべくコラムニストとしてデビュー。

この情報は2018年8月8日現在のものです。

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