連載
41歳、管理職です。先日、部署異動で新卒の女の子が私の部に入ってきましたが、もう自分の子どもみたいでかわいくて仕方ありません。

仕事でいろいろ教えたり指摘したりするのですが、彼女は明るく「分かりました!」と元気よく返事をしてくれます。素直でなんでも頑張ろうという姿勢や明るさに惹かれてしまい、いつの間にかモヤモヤしている自分がいます。このままですと、一歩を踏み出してしまいそうです。

ただ、私には妻子がいますし、もちろん家族のことは愛しています。ひとり娘は小学生なのですが、もしも娘が社会人になって20歳近く歳の離れた既婚者で子どももいるオッサンに言い寄られたら……と想像すると、腹立たしいです。それに、もし会社にバレたら、彼女も私も立場がなくなるでしょうから、どうにか我慢したいのです。

となると、彼女にどう接すれば良いのでしょうか? 一番簡単なのは素っ気なく無感情に接することですが、それで彼女が傷ついたり、仕事に冷淡になってはもったいないです。それに、自分が冷淡になったとしても、彼女の笑顔を見たら心苦しくなるような気がします。

恋に落ちない、部下との上手な距離の取り方、教えてください!

(忠/41歳/会社員)

見える場所に置かない。これが一番

A. 武田先生がアンサー

 

新卒のころ、無愛想だなーと感じていた上司や先輩たちは、もしかしたら忠さんのように私のことを意識してわざと冷たく振舞っていたのかも!? と思えてきました。つらい過去の出来事を脳内で前向きな思い出として上書きできて、喉の小骨が取れたようなスッキリした気分。逆にありがとうございます。

 

さて本題に戻って。好きになりそうって思っているときって、大抵の場合すでに好きですよね。ここまで症状が進行した以上、燃え上がった恋の炎を沈静化する方法はただ一つ、物理的に距離をとることしかありません。

 

忠さんが彼女に冷たく接したからといって逆効果でしょう。忠さんも予見していらっしゃるように、好きな女の傷ついた顔を見るのは耐え難いはず。「自己嫌悪と彼女を傷つけた罪悪感で思考が停止」→「気づけば彼女のことばかり考えてしまう」→「やっぱり好きじゃん!」という無限ループに陥るのが関の山。

 

あっさり心が折れて、冷たくしたその日中にはご機嫌うかがいのメールしちゃってますって。そんな気合だけが頼りの方法では、よっっっっぽどの強固な意志がない限り、「ダイエットは明日から♪」状態でずるずると気持ちが止められなくなります。だって彼女は若くて素直でかわいい魅力あふれる女子なんですから。

 

解決するには、見える場所にお菓子(=彼女)を置かない。これが一番。ダイエット中、手を伸ばせば届く距離に魅力にあふれた、いや魅力しかない大好きなケーキやカツ丼やハンバーガーがあるのに、それを見過ごすなんて無理、無理。それを欲しいと思わないなんて逆に不健康ですし。だから、最初から誘惑の種を取り除いておく。欲求と戦うネタを自分に与えないのが一番ですよ。

 

幸いなことに忠さんは管理職。人事のタイミングもあるので今日明日とはいかなくとも、遠くない未来に部下を異動させるのは、それほど難しくないのでは? 忠さんの理性が保てなくなる前に距離を置けば、盛り上がるにもネタがないので気持ちも萎んでくるはずです。もちろん忠さんが異動するのもアリです。思いっきり遠く、海外などの志願をおすすめしたい!

 

忘れて欲しくないのは、彼女はまだ新入社員だということ。女性としてもですが、ビジネスパーソンとして希望にあふれた未来があり、可能性に満ちています。だから彼女に接するときは、ただのひとりの男・忠である前に、上司として彼女のキャリアにとってもっとも重要なスタート期に携わっているという自覚をもって接してあげてほしいのです。

 

最初の上司というものは、その人の仕事人生において特別な人ですから。案外、その育て芸は終わりのある恋愛より、よほど面白みに富み、親密なものなのかもしれません。

 

 

>>この連載のトップに戻る

 


 

★★★「熱男のお悩み相談室」―リアルなお悩みを募集中!★★★

藤田さん、武田さんにアンサーしてもらいたい、そんなあなたの“お悩み”を聞かせてください。採用者全員に「Amazonギフト券」(1,000円分)をプレゼントします。詳しくはコチラから!

 

▼多忙な毎日の熱量補給に。~For M「メルマガ」配信中

キーパーソンのインタビュー、ファッションTips、美女ギャラリーなど、最新コンテンツの更新情報&編集部が厳選したヒット記事を毎週お届けしているFor Mの「メルマガ登録」はコチラから!

武田 尚子

恋愛 ガイド

武田 尚子

1980年代生まれ。大学在学時代、コラム執筆。卒業後、某企業の総合職として勤務。都会で働く強くなりすぎた女子、早々にリタイヤした勝ち組女子、男子の本音など、東京のリアルな恋愛模様への知見を活かすべくコラムニストとしてデビュー。

この情報は2017年12月23日現在のものです。

TOP