連載
妻とは付き合って1年も経たずに結婚して、すぐに子どもも授かりました。もうすぐ産まれる予定ですが、今でもマリッジブルーになります。

付き合ってるときから「この人は違うな……」と思っていましたが、実は付き合ったのが妻が初めてで、別れを告げる勇気も別れ方の知識もありませんでした。ただ、私が好きになる努力をすれば良いと思っていたのです。

それから、同い年ということもあり相手への勝手な責任感から結婚を申し込みました。子どもを授かり、より責任感を感じるようになってから、「結婚とは責任でするものではない」と気がついて落ち込みました。

今ではあれこれ考えずに産まれてくる子どものためにも、子育てに意識を向けていこうと頑張っています。

ですが、本音は離婚を切り出す勇気もなく自分のことしか考えてないのです。心のどこかで独身に戻ってやり直したいとすら思っています。

以上のようなことがいつも頭によぎって辛いです。僕はどうすれば良いのでしょうか。アドバイスをください。

(AKIRA/34歳/会社員)

結婚は相手が誰であれ、ストレスも楽しさも感じるもの

A. 武田先生がアンサー

 

3組に1組は離婚すると言われている現代。何も暴力や借金など決定的な理由ばかりではなく、多くの夫婦が日々のちょっとした違和感がよどみのように溜まっていき、最後には修復不可能なまでに心が離れていくのが実態だと思います。

 

AKIRAさんも新婚とは思えない、上がりきらないテンションに日々悶々とされているのでしょう。理想になり得ない相手をなじるというよりは、自分の優柔不断さ、往生際の悪さ、薄情な一面に自己嫌悪を覚えていらっしゃるのかもしれません。

 

でもね、マリッジブルーという言葉が世に定着していることからも分かるように、人生の転機となる重大決定事に際して、人はそんなに潔くなれないんじゃないんですかね。お金、時間、労力を要し、家族や他人を巻き込む大騒動のわりに、先の保障が何もないどころかリスクを背負う結婚という決断に、手放しで幸せしか感じないような人っていないのでは。

 

ましてや、多くの人が人生で一度だけだと思って下す決断ですから、プレッシャーと不安はあって当然です。インスタで「#出会えた奇跡」「#一生一緒にいようね」とか投稿してるのは、ほんの一部の頭の中メルヘンな人たちくらいのもんです。その人たちですら、スマホから離れたリアルな世界ではどう思っているか分かりませんし。

 

本当にこの選択で良かったのか迷っていても、目の前には家族を養っていくという現実が横たわっている。大かれ少なかれ誰しもこんな思いを抱えながら、日々の生活に流されているのではないでしょうか。ただ、今のAKIRAさんは相手にも自分にも失望しているので、受け流すことも不可能なほど鬱々とした気持ちを増幅させ、こじらせてしまっているのだと思います。

 

しかし、その心の霧を晴らす希望の光があります。それは、子どもです。「子はかすがい」なんて言いますが、2人を結びつけようとして授かった子どもだとは考えられませんか? 産まれたお子さんは、それはそれはかわいいですよ。家族というユニットを継続させる動機としては十分な強い求心力を持ちます。

 

さらに、奥様が家族というチームの構成員として信用に足る人であれば、また子どもの母親として有能であれば、恋愛感情とは違った愛情が芽生える可能性だってあります。

 

結婚って、究極相手が誰であってもストレスであり、同時に楽しめるものだと思います。理想の結婚相手、完璧な結婚生活がある日突然降ってくるわけもなく、みんな現実と折り合いをつけながら、その中に小さな喜びを見出して暮らしているのではないでしょうか。AKIRAさんが思うより、世の夫婦は低体温で生活していると思いますよ。

 

ということで、AKIRAさんにご提案したいのは、余計なことを考える時間もないくらい働きまくり、トライアスロンでもして体力を限界まで消耗すること。

 

人間暇だとろくなことを考えません。悩む隙を極限まで減らし、過去の自分の決断にくよくよするのではなく、目の前の現実と、産まれてくるお子さんという未来に集中してみてはいかがでしょうか。

 

 

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武田 尚子

恋愛 ガイド

武田 尚子

1980年代生まれ。大学在学時代、コラム執筆。卒業後、某企業の総合職として勤務。都会で働く強くなりすぎた女子、早々にリタイヤした勝ち組女子、男子の本音など、東京のリアルな恋愛模様への知見を活かすべくコラムニストとしてデビュー。

この情報は2017年8月20日現在のものです。

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