連載
Q. 先日、取引先の女性と大きな過ちを犯してしまいました。

私は営業職についており、成績は良くも悪くもなく平凡。年齢は30半ばですが、自分よりも成績の良い若手が出てきて、どうにかして成績を上げたいと思っておりました。

そこで、ちょうど取引先の女性との接待の予定があったので、なんとかして彼女を良い気分にして、契約にこぎ着けられたら、僕の成績も上がるハズと思い、あれやこれやと彼女をおだてまくりました。

もちろん、彼女も良い気分になり終始楽しそうな雰囲気でした。夜も遅くなり、そろそろお開き……となったあたりで彼女から「ねぇ良いでしょ?」と言われました。私も酔っていたこともあり、一夜限りの過ちを犯してしまいました。

ですが、翌朝彼女から「最高だった」というような内容のメールが届き、戦慄しています。私はなんてバカなことをしてしまったのでしょうか……。彼女は40代で未婚だったはずです。僕も未婚ということもあり、狙われているのでしょうか。彼女は好みではないので、そんなつもりはありません。

彼女は取引先ということもあり、関係は悪化させたくありません。どうすれば良いでしょうか。成績を上げようと変なところで頑張らなければ良かった、と今さら後悔しています……。

(35歳/会社員/一夜干し)

一般人は色気営業に手を出すな

A.藤田先生がアンサー

 

一夜の過ちというのはレアケースだと思いますが、酔って失敗し翌朝後悔することってありますよね。ドンマイ。

 

お酒を飲んでの失態は、関係者が傷つかないという観点で対処するのが一番。そう考えると「その夜のことは覚えていない」ということにして謝るのが良いと思います。

 

「最高だった」というメールには「昨日もカラオケ行っちゃったんですね……僕、同じ曲何回も歌いませんでした?……本当にスミマセン!」くらいに返してみては? あちらに少しでも「失敗した」という気持ちがある場合、もしくは大人な対応を良しとしてくれる人の場合、そんな嘘もそっと許してくれると思います。

 

「ひどい!」と怒られたら、何をしたのか確認し、謝り倒しましょう。このとき「◯ ◯さんに釣り合うはずもない僕が、そんな大胆なことをしてしまったなんて……」といったニュアンスにするのを忘れずに。好みでないとか、交際するつもりはないといったことは、おくびにも出さず、持ち上げながら逃げましょう。自分に好意を持ってくれている人に対して、女性たちは、そうそうひどい態度は取りにくいもの。取引先としての関係を維持できる可能性も低くはないと思われます。

 

持ち上げて交際を求められるのが心配なら、酒癖の悪さをアピールして予防線を張っておきましょう。女性は酒癖の悪い男性、特に簡単に肉体関係を持つ人が嫌いです。きっと逃げることができるでしょう。

 

万が一会社にバレてしまったときには、「騒がせてしまったこと」「記憶がなくなるまで飲んでしまったこと」の2点に関してのみ、ひたすら謝りましょう。正直に言うほうが楽という考えが頭をかすめても、相手の女性を傷つけないことを優先に行動してあげてください。

 

営業として焦る立場、よく分かります。そんなとき持っている武器はなんだって使いたくなりますよね。でも色気営業はプロにまかせるのが賢明。距離を縮めるのは誰にでもできますが、トラブルなく距離を保つのには、準備とフォローが必要ですよ。そこがうまくできるかどうかが、プロとアマとの違いのような気がします。

 

そしてこれはお姉さんの個人的な感想ですが、プロの方が人の好意を利用するのと、一般の方が人の好意を利用するのでは、罪深さも違うと思います。ヘッドギアをつけてリングで殴られるのと、路上で突然殴られるのは、やっぱり違うわけで。素手で思いきり殴ったら、殴る方も手をケガしますよね。

 

そう言われても、色気営業的なことをやめられない……。そんな場合には、せめてゴングを鳴らしてくれるよう頼んでおいたらいかがでしょう。23時くらいに、誰かに携帯に電話してもらうよう頼んでおけば、枕営業は避けられそうです。ファイトマネーは決して高くないこと、リスクも多いことを忘れずに。

 

 

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藤田 尚弓

話し方・伝え方 ガイド

藤田 尚弓

交渉・コミュニケーションの講師として、一部上場企業や大学などで登壇。ライフワークとして歴史上の悪女の研究を行なっており、テレビ出演やコラム連載など多彩なキャリアを持つ。株式会社アップウェブ代表取締役、早稲田大学オープンカレッジ講師、悪女学研究所所長、日本社会心理学会会員。「悪女の仕事術」「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」「悪女の恋愛メソッド」「銀座で学んだ稼ぐ人のシンプルな習慣」著者。

この情報は2017年4月1日現在のものです。

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