連載
Q. 初めまして。僕の妻と彼女についてご相談させてください。

僕には6人の子どもがいます。妻との関係は冷淡で「生活をするため」だけの間柄というような感じです。

子どもが多いこともあって、金銭的に厳しく援助を求めて彼女を作ることがたびたびありました。最近、ようやく子どもが大きくなりアルバイト程度のことはできるかな……と思うようなりましたので、今さらですが彼女たちとの関係を精算したいです。

これまでの彼女たちは、僕のついてきた嘘や不誠実さを見せると、揉めながらではありますが、終わらせることができました。ただ、1人だけ僕がどんなに不誠実な態度をとっても、「愛しているから、奥さんや子どもたちと別れて」と詰め寄って来ました。「別れるくらいなら死んだほうがマシ」とまで言ってきます……。

彼女は現在26歳と若く、まだ将来もあると思います。彼女が僕のことを諦めきれないなら、彼女の面倒を見ることも考えていますが、とは言え今の妻と別れて、妻に6人の子どもたちをすべて任せるというのはさすがに考えられません。

彼女の父親とも話はしており、彼女の父親いわく子どもの養育費くらいならどうにかなるとのことでしたが、僕はそこまで望んでいません。

ここまで話が大きく複雑になってしまい、自分の過ちとはいえ、どう動いて良いのか分かりません。どうか助言をお願いします。

(ポッチ/37歳/自営業)

まずは別れ話の撤回。それから作戦を立てるべし!

A.藤田先生がアンサー

 

自営業、6人の子供、金銭的援助をしてくれる彼女。その一つひとつが大変なのに、それを同時進行でやってこられたとは。

 

ポッチさんの規格外なアクティブさには頭が下がります。これだけのポテンシャルがある方なので、事態の収拾もできるでしょうし、人生をやり直すこともできるかと。

 

どう動いていいか分からないという相談者さんに、まずやってほしいのは別れ話の撤回です。

 

人は喪失に対して敏感。研究者によると、得る喜びが10ニッコリだとすると、失う苦しさは20ガッカリにもなるそうです。私たちは喪失が迫ってくると、それを避けたいあまり思ってもいないような行動をとりがちです。既婚者であるあなたを父親に会わせる、「別れるくらいなら死んだほうがマシ」と口走るなどの言動は、まさに喪失を前に混乱しているサインと思われます。

 

失いそうになっているものへの執着を、愛情と勘違いしているこの時期。相談者さんに必要なのは忍耐力。別れ話は撤回し、彼女の気持ちを変える作戦でいきましょう。

 

『カリギュラ』という映画の話を聞いたことがあるでしょうか。あまりにも過激なシーンが多いため、ある地区で上映禁止になったのですが……。その地域の人たちは禁止されたことで興味をかきたてられ、隣町まで行って映画を観る人が逆に増えてしまったそうです。

 

「絶対に覗かないでください」という鶴の言葉をやぶって、覗き見してしまったお爺さんしかり、玉手箱を開けてしまった浦島太郎しかり。私たちは強く禁止されると、逆にやりたくなってしまう生き物なのです。おそらく彼女も、最初は父親にも不倫関係を清算するように言われたと思いますよ。

 

彼女との別れ話を撤回したら、試しに別の男性との接触を禁止してみてください。「合コンは絶対ダメ」「職場の飲み会もダメ」「同窓会もダメ」的な縛りは、逆に彼女の興味をそちらに向ける効果が期待できます。

 

もちろん「強く禁止されたらやらない」といった性格特性の方もいます。しかし「既婚男性と不倫をする」「実の父まで登場させる」「別れ話をされて相手に詰め寄る」といった行動から見ると、彼女が禁止に従う性格である可能性は低そう。26歳という感情に流されやすく、モテる年齢ということから考えても親和性の高い作戦だと思います。

 

失敗するシナリオがあるとすれば、サービス精神旺盛な相談者さんが、彼女の恋愛感情に燃料を投下し続けてしまうこと。気をひくような行動と追わせるような行動をしないよう気をつけましょう。この場合は、さらなるトラブルに発展する可能性が濃厚になります。

 

そうなったところで、「刺されても看護師さんと交際する」「蒸発しても新天地で女性に助けられる」といったウルトラCを発動しそうですし、すべてを失ってもなんらかの方法で立ち上がりそうな強さを感じます。

 

恋愛系の能力は歳を重ねることで衰えていきます。髪、肌、筋肉を中心に、自分の手入れにも時間とエネルギーを使いましょう。

 

 

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藤田 尚弓

話し方・伝え方 ガイド

藤田 尚弓

交渉・コミュニケーションの講師として、一部上場企業や大学などで登壇。ライフワークとして歴史上の悪女の研究を行なっており、テレビ出演やコラム連載など多彩なキャリアを持つ。株式会社アップウェブ代表取締役、早稲田大学オープンカレッジ講師、悪女学研究所所長、日本社会心理学会会員。「悪女の仕事術」「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」「悪女の恋愛メソッド」「銀座で学んだ稼ぐ人のシンプルな習慣」著者。

この情報は2017年3月18日現在のものです。

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