連載
Q.部下の女性(24歳)が、なにかとすぐに「涙」します。若気の至りで仕事の粗さが目に付くのは分かっているものの、得意先に迷惑をかけることもあったため、自分の至らなさに気づいてもらうべく、ふたりで何度か話し合いました。声を荒げているわけでもないのに「私が間違っているとおっしゃりたいんですか?」と反論され、あげくに涙を見せて落ち込んでしまうのです。

こちらも辛いので、そういうことじゃないと説得するんですが、こうなるともう何も言えません。部のメンバーなのでほっとくわけにもいかず、どう対処すればいいか悩みあぐねています……。新人類と割り切ってしまった方がいいんでしょうか。(42歳・営業)

その涙は演技か、それとも承認欲求か

A.武田先生がアンサー

 

よく泣く人から滅多に泣かない人まで、頻度はそれぞれでも職場で泣いた経験のある女性は多いのではないでしょうか。かくいう私も、1度だけ上司の前で泣いてしまった事があります。思い出しても恥ずかしいのですが……。

 

結論から言って、女性の部下が泣いても気にしなくてよいと思いますよ。女性が仕事で泣く時の心境は、「上司に怒られて怖い」「人に迷惑をかけて申し訳ない」というかわいらしい理由よりも、「分かってもらえず悔しい」「自分の力ではどうにもならず情けない」という、およそかわいくない逞しい感情から、込み上げてくる怒りだか悲しみだかが涙となって溢れてくるのだと思います。

 

女性が泣いた時に絶対に言ってはいけないのが、「女だからって、泣いて済むと思うなよ」。これを発動した瞬間、女性の憤りボルテージは最高値まで振り切れ、“女の敵”認定されますのでご注意を。この時女性は、女であることも、涙も武器にしていないし、まして媚びて泣いているわけでもないので。ただ、悔しさやぶつけようのない無力さに苛まれ、そのやり場のない思いが涙となって感情が昇華されているのです。

 

泣く理由が、理不尽でムカつく、うまくいかず悔しい、できないことが情けない、ということは、承認欲求、向上心が強い証拠。メソメソしているように男性には映っても、その胸の内はたぎる情熱が渦巻いているはず! ビジネスマンとしては、成長が大いに見込める原石かもしれません。

 

泣くのは女性なりの感情の発散と割り切って、ひとしきり泣かせた後、優しく女性に意見を聞いてみてはいかがでしょうか。「私の気持ち、分かってくれない!」とごねる彼女に、「じゃあ、どうしたいの?」と優しく彼女の話を聞く。なんかこれ、カップルの痴話喧嘩みたいですね。

 

もしくは、毒をもって毒を制すであなたも泣いてみるとか。男性の涙に免疫のない女性は、ギョっとして一気に冷静になると思いますよ。「俺も悲しくなってきた……」って言いながら泣けば、よほど相手にダメージを与えてしまったと女性も自身を省みるはずです。

 


★★★「熱男のお悩み相談室」―リアルなお悩みを募集中!★★★

藤田さん、武田さんにアンサーしてもらいたい、そんなあなたの“お悩み”を聞かせてください。採用者全員に「Amazonギフト券」(1,000円分)をプレゼントします。詳しくはコチラから!

武田 尚子

恋愛 ガイド

武田 尚子

1980年代生まれ。大学在学時代、コラム執筆。卒業後、某企業の総合職として勤務。都会で働く強くなりすぎた女子、早々にリタイヤした勝ち組女子、男子の本音など、東京のリアルな恋愛模様への知見を活かすべくコラムニストとしてデビュー。

この情報は2015年2月9日現在のものです。

TOP