連載
Q. vol.25「恋愛中毒者が陥る「3B」の対策に励め!」でご相談させていただきました熱男あらため、ダメ男です。

以前いただいた藤田先生からのアドバイスをいまだ実行することができず、また同僚の女の子と深い関係になってしまいました。

妻には薄々気づかれており、同僚の彼女からは将来一緒にいられないなら別れるといわれています。彼女のことを本気で愛していて、妻との離婚も考えていますが、子供がまだ小さいので悩んでいます。

離婚などのトラブルが面倒なのと、慰謝料や養育費を払いながら新しい生活をしていくことができるのかも不安です。彼女の将来のためにも別れるべきか悩んでいます。

最終的には自分次第だと承知していますが、どうしたらよいでしょうか?
(熱男改めてダメ男・36歳/会社員)

人の頭を踏んで幸せになる代償にいつか気付くはず

A. 藤田先生がアンサー

 

奥さんと別れ、不倫相手の彼女と将来をともにする覚悟をするのか。それとも不倫相手の彼女の将来を考えて別れたほうがいいのか。アドバイスをということですが……。

 

行動経済学で考えると、ダメ男さんが不倫相手とスグに別れるということはないと思います。ダメ男さんは、将来のためにどうしたらいいか、十分わかっているのでは? でも誘惑が目の前にやってくると、先にある大きな利益よりも魅力的に感じてしまう。このような現象を行動経済学では「双曲割引」といいます。

 

不倫相手の将来のためにも別れたほうがいいというのはわかっている。でも逢瀬を愉しむというチャンスが目の前にやってくると、そちらのほうが魅力的に感じてしまう。

 

小さな我が子のためにも、家庭を維持するのがいいのはわかっている。でも実際に浮気のチャンスがやってくると、そちらのほうが魅力的に感じてしまう。

 

恋愛依存による「ぼっち」「貧乏」「ボケ」に陥るリスクを減らそうよ!というアドバイスはわかった。でも目の前の不倫のほうが魅力的に感じてしまう。

 

どれもが典型的な双曲割引の事例だと思いました。

 

そんなダメ男さんに対し「何をバカなことをやっているんだ」と思う方もいるかも知れません。たしかに理論経済学という視点から見ると、ダメ男さんの行動は、効用最大化の放棄。バカな行動と言えます。

 

でも人間とは弱い生き物。夏休みの宿題を計画的にやろうと思うのに、先送りにして遊んでしまう。ダイエットをしようと決意したのに、間食をしてしまう。健康のためにお酒を控えようと決めても、飲み過ぎてしまう……読者の皆さんもそんな経験があるのでは?

 

それでも「本当にマズイ!」というところでは何とか自分を奮い立たせ、先送りしたい気持ちや目先の誘惑に立ち向かい、なんとか窮地に陥らないようにしていますよね

 

ダメ男さんは、今、この努力ができずに悩んでいる状態かと。でも大丈夫。人間とは強くなれる生き物です。

・こうありたいという強い気持ちを持てたとき

・本気で守りたいものができたとき

・立ち直れないほどの不幸に見舞われたとき

などはビッグチャンス。思わぬ力を発揮し、強くなることができます。

 

お姉さんも人一倍弱い人間でしたが、先天性の病気を持って生まれてきてくれた息子とシングルマザーとして生きていく機会に恵まれ、強くなることができました。背水の陣というのはスゴイですね。自分の意志とは関係なく、最大限の力を発揮させてくれます。それでも乗り越えられないこともありますが、多くの痛みを感じることで、人の痛みもわかるようになってきます。

 

結婚不適合者であり恋愛依存症のダメ男さんですから、今の彼女と別れたところで、違う女性との恋愛を繰り返すことでしょう。ピンチ(=成長のチャンス)は何度となく訪れ、ご自分の意志とは関係なく、背水の陣で闘う機会にも恵まれます。女性にとっては迷惑このうえない話ですが、人の頭を踏んで幸せになるということに、どんな代償を伴うのか。頭を踏まれるほうの痛みも含め、早く気づけるといいですね

 

苦しみ、傷つき、贖罪の気持ちで生きるのも意外と悪くないものです。少しだけ人の痛みをわかるようになると、なにげない毎日のありがたさがわかるようになりますよ。

 


 

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藤田 尚弓

話し方・伝え方 ガイド

藤田 尚弓

交渉・コミュニケーションの講師として、一部上場企業や大学などで登壇。ライフワークとして歴史上の悪女の研究を行なっており、テレビ出演やコラム連載など多彩なキャリアを持つ。株式会社アップウェブ代表取締役、早稲田大学オープンカレッジ講師、悪女学研究所所長、日本社会心理学会会員。「悪女の仕事術」「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」「悪女の恋愛メソッド」「銀座で学んだ稼ぐ人のシンプルな習慣」著者。

この情報は2016年5月7日現在のものです。

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