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Q.3つ上の上司が女性なんですが、ちょこちょことセクハラまがいのことをされて困っています。僕には彼女がいますし、結婚の約束もしています。その上司は、とても仕事ができる方でそういう部分では尊敬しているんですが……。上司だけになかなかハッキリと断れず、一度だけ一夜を共にしたらいいのかな、とも考えています。

具体的にどういうアプローチかというと、外出先からの直帰のときに飲みに誘われて行くと、必ずと言っていいほど、自宅に誘われます。決まって終電がなくなったのを見計らって誘ってきて「泊まっていきなさいよ」と。また、休みの日の予定を聞かれて、特に何もない場合は、デートに誘われます。酔っ払うと、腕を絡ませてきたり、手を繋いできたり、すごく甘えてきます。

3つ上とはいえ、身なりもちゃんとしていて、世間一般的には、いわゆる美人という類だと思います。彼女は、バツイチらしいんですが、どういう距離感を保てばいいでしょうか? ちなみに、転職希望もありませんし、この会社でまだ働きたいと思っています。(営業・36歳)

あなたには“荒業”を実践する覚悟がありますか?

A. 藤田先生がアンサー

 

一瞬、羨ましい話のようですが、上司に振り回される典型的なケースですね。今回の熱男さんも優しそう。

 

「夜を共にすれば……」という気持ち、分かりますよ。でもそんな火遊びをするにあたり、それ相応の覚悟はありますか?

 

デート代などの金銭的コストはさておき、精神的なコストが安くありません。本命の彼女に浮気がバレる、社内恋愛を周囲に知られる、男女関係になった女性上司に振り回されるといった苦痛は想定しておきましょう。

 

バツイチということで軽く考えているかも知れませんが、真剣交際だけでなく、結婚を迫られる可能性も低くありません。

 

離婚経験をした独身男女へのアンケート(DIMSDRIVE:2006)によると、再婚したいと答えた人は約6割。離婚後、5年以内に再婚する女性にいたっては、3人に1人(厚生労働省平成19年人口動態統計)の確率です。彼女が再婚を希望した場合、優しいあなたがトラブルに巻き込まれるのは火をみるより明らか。女性は時間が経過するごとに結婚市場での価値が下がる傾向にありますので、その貴重な時間を浪費する罪が軽くないことも自覚してから突撃してくださいね。

 

「遊ぶからには、相当の覚悟が必要」。それを教えてくれたのは、私が銀座ホステスだった頃、夜の銀座で遊び人として有名だったY氏です。

 

女性からの誘いを断れない、浮気がバレて慰謝料を請求される、「私もう死ぬから」と脅される……。多くの修羅場を乗り越えたY氏は、女性のほうから距離をおいてもらう、とんでもない荒業を編み出しました。

 

その荒業はなんと……トイレでする大の方を、ベットですること(!)

 

行為の後、衣服を着る前に思いきってやるのがコツだそうです。一度は「体調が悪い日もあるよね」と許してくれるそうですが、二度やれば確実に相手のほうから距離をおいてもらえるのだとか。別れた後、偶然会っても隠れたりする必要がなく、逆に相手が隠れてくれると教えてくれました。

 

同じ頃、夜の銀座でモテまくっていたS氏も多くの女性と浮名を流していました。彼は一般的な距離のおき方をしたそうですが、ある女性に会社の前で「子供を産ませてください」と座りこまれ、窮地に陥ってしまいました。

 

まだ若かった私は「イザとなったら男の尊厳を捨ててまでも」というY氏を笑っていましたが、S氏の事件以来、少しだけY氏の覚悟と優しさがわかった気がします。

 

男と女の感情は思っている以上に絡まりやすく、覚悟のないまま関係を持った先には、思わぬ未来が口を開けています。

 

というわけで。

 

次回、飲みの誘いを断れなかった場合、思いきって吐いてみてはどうでしょう? 1回は介抱されそうですが、2回やれば……。ご成功をお祈りします!

 


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藤田 尚弓

話し方・伝え方 ガイド

藤田 尚弓

交渉・コミュニケーションの講師として、一部上場企業や大学などで登壇。ライフワークとして歴史上の悪女の研究を行なっており、テレビ出演やコラム連載など多彩なキャリアを持つ。株式会社アップウェブ代表取締役、早稲田大学オープンカレッジ講師、悪女学研究所所長、日本社会心理学会会員。「悪女の仕事術」「NOと言えないあなたの気くばり交渉術」「悪女の恋愛メソッド」「銀座で学んだ稼ぐ人のシンプルな習慣」著者。

この情報は2015年1月19日現在のものです。

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