連載
Q. 彼女が欲しいと思っている30半ばの会社員です。この歳になると出会いもあまりなく、少ないチャンスを大切にしたいと思っています。

いつも悩むのが最初のデートでどこへ行けばいいのか? ということです。特に店選びが苦手で、いつも相手の好みと違うのでは? と思っています。

個人的にはB級居酒屋が好きで、いわゆる老舗や隠れた名店などはある程度行きました。でも、さすがに初回に居酒屋はまずいと思い、女性ウケしそうなビストロやバルを選ぶようにしています。

多くの女性が店選びについては「おかませ」と言いつつも、選んだ店でこの人は好み、好みじゃないと男性のランク付けなどをしているものなのでしょうか? であれば初回はどんな店に行くのがベターなのでしょうか?
(いつろうさん・36歳/自営業)

少ないチャンスをモノにする、次のデートに繋がるお店選び

A. 武田先生がアンサー

 

素晴らしい洞察力ですね~。お店選びで男性を値踏み? もちろん女性はしています。「食事」は生きる上で欠かせない行為。店選びにはさまざまな嗜好(味、価格、衛生観念、美的感覚など)が如実に現れます。この段階で相性が合わない女性とはどのみち長続きしないのでお付き合いしなくてよいのではと思うのですが、そういっては元も子もないので、「少ないチャンスをモノにし、次のデートに繋がるお店選び」という観点からご提案させていただきます。

 

「高い店」=「いい男」、「居酒屋」=「ダメな男」という単純な判断基準ではないものの、ある程度の「特別感」は必要なのではないでしょうか。

 

なぜなら女性は、「デートで選ばれた店」=「自分の価値」だと考えるからです。女性はあなたとデートするために綺麗にメイクし、髪を巻き、なんなら洋服だって新調しているかもしれません。女性はあなたのために、お金と時間をかけてデートに挑んでくるわけです。

 

その投資に値する場所でなければ、自分が報われた気がしない、自分が軽視されているのでは? と不安と不満が渦巻くのが乙女心。

 

ベタなセレクトでもいいので、「自分のためにこんな素敵なお店を選んでくれたんだ」と気持ちよくなってもらう必要があります。食事中の会話の弾み具合にも影響するでしょう。

 

『東京カレンダー』に載っているような滝とハープの流れるいかにもな店に連れてこられて、「マニュアル通りでウケるw」と女友達にLINEを送りながら、実は女性はうれしいものなのです。

 

次に大切なのが、「期待値調整」です。

 

事例をお話しましょう。私の友人は20代半ばの頃、グループ交際から始まった大手マスコミ勤務の年上男性(当時30代前半・推定年収1200万円)から、「気取らないイタリアンのお店があるんですが、一緒に行きませんか?」と初デートに誘われ、その自然で紳士的な誘い文句、「気取らない」=「隠れ家」を連想させる玄人風情に、「さすが大人の男性は違う!」と浮き足立って表参道で待ち合せしたところ「ラ・ボエム」に連れて行かれ、ずっこけそうになったそうです。彼女はその日以降、彼と会うことはありませんでした。

 

断っておきますが、「ラ・ボエム」は悪くありません。間違いなく「ラ・ボエム」は「気取らないイタリアンのお店」です。しかし、彼女は次のデートにコンバージョンしなかった。これは何ゆえかと言えば、期待値調整のミスです。

 

この場合、女性は20代半ば。社会人とはいえまだ大学生に毛が生えた程度。一方、相手は社会人歴10年を超える大人。しかも高給取りでいわゆるギョーカイ人。芸能人が通うような高級店を知り尽くした彼が言う「気取らないイタリアン」とは、路地裏にひっそり佇む看板のない瀟洒な店で、欧州帰りのシェフが腕を振るっているものだと、女性は勝手に妄想してしまったわけです。

 

さらに歩が悪いことに、彼女は大学時代からサークルの飲み会で「ラ・ボエム」を利用していました。大人の余裕に溢れ、雲の上のような存在だった彼が、初めてのデートに選んだ店が「大学生レベル」だったショックは、期待値が高かっただけに彼女に相当な打撃を与えました。

 

このように、あなたが相手の女性にとってどのような存在であるかによって選ぶ店は変わってきます。恋愛は自己分析が重要で、相手の期待をいい意味で裏切れば恋は生まれますが、悪い意味で裏切れば「此れ即ち死に」を意味します。

 

相手が食通の年上の女性であればB級グルメが肩肘張らず逆に新鮮かもしれませんし、年下の女性であれば普段行けないような高級店で楽しませる、最近忙しそうな同僚なら元気の出るジャンルを選ぶなど、相手にとって自分だからこそ発揮できるバリューで選ぶことをおすすめします。

 

そして実はもっとも重要なのが、食事のときの振る舞い方。垣間見える人間性や所作が、次のデートの決め手になります。

 

どれだけ素敵なお店を選んでも、店員に対する態度が横柄な男性にはげんなり。相手によって態度を変えるのは小物感満載なので絶対にやめましょう。一方、弱いものに優しい男性の姿は女性の大好物。子どもや動物を見たら、すかさず優しく親切に。

 

また、気をつけたいのが「食べ方」。音を立てて食べる、犬食い、箸の持ち方など、気になる人にとってはそれがトリガーとなり、すべてが嫌になるほど破壊力のあるポイントです。苦手意識のある方は気をつけましょう。

 

最後に、タバコを吸わない女性にとって煙の匂いは大変な苦痛。服や髪に匂いがつき、せっかくのおしゃれが台無しです。仮にあなたが喫煙者だとしても、禁煙席を選んで気遣いを。最初の1回を自分のために我慢してくれたかどうかで、その後の心証も変わります。

 

結局、相手の立場にたって考えるマメさがすべてにおいて必要みたいです。確かに、モテる男性というのは、かっこいい人ではなくマメな人だったりしますから。


 

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武田 尚子

恋愛 ガイド

武田 尚子

1980年代生まれ。大学在学時代、コラム執筆。卒業後、某企業の総合職として勤務。都会で働く強くなりすぎた女子、早々にリタイヤした勝ち組女子、男子の本音など、東京のリアルな恋愛模様への知見を活かすべくコラムニストとしてデビュー。

この情報は2016年2月25日現在のものです。

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