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悩みを楽しめ! 目からウロコの人生相談集

ヘタな自己啓発本や人生訓よりも役に立つ。「人生相談」の新しい活用法を見出した画期的な一冊だ

「大人力」の第一人者として知られるコラムニストの石原壮一郎氏が、書籍『日本人の人生相談』を上梓した。雑誌、新聞等、各種メディアで発表されてきたさまざまな「人生相談」「悩み相談」のなかから、日本人の“定番の悩み”を35本チョイス。ひとつの悩みに対するアンサーを複数並べることで、「悩みの正体」や「悩みの対処法」を明らかにしていこう、というとても斬新な試みの書籍だ。

回答者は、For M世代には「ソープに行け!」でお馴染みの北方謙三氏、「元気があれば何でもできる」のアントニオ猪木氏、新宿鮫の大沢在昌氏、さらにはホームレスのMさんといった多彩な顔ぶれ計74名。悩みのカテゴリーは、仕事、恋愛、夫婦関係、人生など。同じ悩みを抱えている人への処方箋としてはもちろん、読み物としても楽しめる。

「こんな解決の仕方があったのか!」と思わず膝を打つような名回答、「それは違うだろぉ」といった迷回答もあったりするが、結局のところ「あまりクヨクヨ悩んでも仕方ないな」と思えてしまう、健全な読後感がポイント。帯に「もしも悩みを抱えたら、それをどう楽しみ、どう人生に生かせるかを考えるのが、大人の意地であり底力であり責任です」との著者コメントがあるが、まさにその通り。悩まない男などいない。その悩みにどう向き合うかがFor M世代の男としての腕の見せどころ。仕事にプライベートに「何かうまくいかないなぁ」というときに読み返したい一冊だ。

DATA

『日本人の人生相談』石原壮一郎著(ワニブックス刊)、1404円

このページは2015年02月 5日時点の情報です

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