世界に誇るJAPAN PRIDE

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世界を席巻する革新のジャパン・テクノロジー

写真:星武志 スタイリング:石川英治(T.R.S.) 文:斎藤景

あの“ペイリン眼鏡”を手掛け、一躍脚光を浴びたデザインディレクター川崎和男氏。
素材や構造などすべてに革新的な技術を投入する氏の類い希なるデザインワークから、
世界を席巻するジャパン・テクノロジーの源泉に迫る。

脚光を浴びた日本発信のアイウエア

今年(2008年)に行われた米大統領選において、一つの日本発プロダクトが脚光を浴びた。そう、共和党の副大統領候補として物議を醸した、あのサラ・ペイリンの縁なし眼鏡のことである。様々なメディアに取り上げられたのでご存知の方も多いと思うが、これはデザインディレクター川崎和男氏が手掛ける「Kazuo Kawasaki」のアイテム。 眼鏡産地として有名な福井県福井市の名門「増永眼鏡」が展開するブランドだ。

実は、アメリカでは「Kazuo Kawasaki」の名前は、以前から広く支持されている存在であった。ペイリンの他にも、パウエル前国務長官やドナルド・ラムズフェルド、女優のウーピー・ゴールドバーグなど、各界の著名人が「Kazuo Kawasaki」の眼鏡を愛用している。

その特徴は、デザインディレクターであり医学博士でもある川崎氏独自の、メディカルサイエンスに基づく緻密な設計にある。素材やフレーム構造など、すべてを一から見直すことで、医療器具である「眼鏡」の機能性に革新的な技術を投入。圧倒的な掛け心地の良さと、スマートな機能美が世界的な評価をもたらしているのである。

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MP-704
テンプル部にβ-チタンを採用。洗練されたスマートなフォルムが美しいリムレスモデル。レンズ止めネジを使わないことで広い視野を確保。
¥33600(フレーム価格)

イノベーションを実現する日本の技術

MP-907

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MP-907
メガネを掛けた瞬間、テンプルに圧力が加わっても、レンズそのものには歪みを生じさせないアンチテンションフレームを採用。
¥25200(フレーム価格)

MP-611
厚度のあるプラスチックを採用しながらも掛けた時の体感重量が少ない。フェイスラインを際立てるプラスチックモデル。
¥25200(フレーム価格)

川崎氏の眼鏡のデザインは、デザイン数理学による数式を用いて部品数を決定し、新素材の開発を することから始まる。例えばペイリン氏が使用している「MP704」は、眼鏡の部品数(平均40数点)としては驚異的に少ない23点のパーツから構成されている。フレームに用いた素材は肌に優しく金属アレルギーを起こさない「β-チタン」。紫外線、整髪料などの影響も受けず、超軽量な掛け心地を生み出す。

眼鏡をかけた瞬間のレンズに生じる圧力を解消する「アンチテンション」も川崎デザインの特長 だ。レンズの歪みを無くし、眼の負担を軽減する画期的なシステムである。さらに、一点でレンズを支えるワンポイント構造を採用。ネジを廃止したことでレンズの厚みや形状などを自由に選択でき、広い視野の確保も実現している。

「医学から人間工学、素材工学、結晶構造学、さらにファッション性に至るまでのトータルな知見と見識。そして伝統と革新を併せ持つメーカーの素材開発力、生産設計、品質管理体制といった技術が、私のデザインを可能にしています」と川崎氏は語る。この革新的なジャパン・テクノロジーこそが、世界を席巻しているのだ。

日本の誇りを象徴する一本の腕時計

こうした、日本の革新的な技術を代表するブランドとして忘れてはならないのが、日本が誇るマニュファクチュールブランド「セイコー」だ。その革新的な技術によって作り出された最新作「ブライツ フェニックス」には、世界に誇る「JAPAN PRIDE」が込められている。

熟練技術者のザラツ研磨処理で美しく磨き上げられたSSブレスレット。巻き心地の良さを追求したリューズの形状。腕への最適な装着性を備え、美しいアーチを描いたラグのデザイン。そして、真っ赤なクロノグラフダイヤルが、フェニックスのイメージを鮮やかに映し出す。

ムーブメントに使用されているのは、高い精度を誇る自動巻メカニカル クロノグラフ。部品製造から自社で行い、「現代の名工」をはじめ選りすぐりの時計技能士が在任する「雫石高級時計工房」で組み立てられる。職人の技と経験によって、一つ一つのパーツが洗練を極めているのだ。

奇抜な意匠をあしらうのではなく、時計としての本質を追究した精悍なルックス。シンプルであるが故に突き詰められた美しさが際立ち、本物だけが放つことのできる存在感に満ちている。身に着けることで日本の誇りが感じられる、そんな希有な一本なのである。
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SAGH011
29万4000円(税込)数量限定500個
メカニカルクロノグラフの限定モデル。フェニックスをイメージした赤がブラックの文字板のアクセントに。背面はシースルーバック仕様で、金色のメッキが施された美しい回転錘を覗くことができる。

「ブライツ フェニックス」の詳細はこちら

川崎和男

デザインディレクターとして、伝統工芸品から眼鏡やコンピュータ、ロボット、原子力エネルギー、人工臓器、先端医療、宇宙空間の装置化などまで幅広く研究、教育、実務活動を行う。国内外での受賞歴多数。海外の主要美術館に永久収蔵、永久展示多数。博士(医学)、大阪大学大学院教授、名古屋市立大学大学院名誉教授、多摩美術大学客員教授、金沢工業大学客員教授、日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞審議委員会委員。

SERIES INDEX

Vol.1 11.12up デザインに秘められた“心地良さ”という機能

Vol.2 11.26up コントラストが創りだす“研ぎ澄まされた美しさ”

Vol.3 12.10up 空間の向こう側にある日本古来の価値観

Vol.4 12.24up 世界を席巻する革新のジャパン・テクノロジー

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提供:セイコーウオッチ株式会社
この情報は2008年12月24日現在のものです。