現代によみがえった左右非対称丁番。その眼鏡が、職人が作り上げた逸品だということの証ともなる 撮影:石井幸久
左右非対称のヒンジを持つ眼鏡
メガネ愛用者ならわかると思いますが、長年使っていると丁番(蝶番)のネジが緩んできますよね。その度に精密ドライバーで締め直す必要があります。では昔のメガネはどうだったのかというと、現在ほどネジの精度が良くなかったようで、“緩みにくい方法”を考えていたらしい。
そのときに生まれたのが左右非対称丁番という発想。これはネジの緩む方向に回転する右テンプルネジを下部から締めることによって、テンプルを開くときに左右ともにネジが締まるという仕組みなんです。これによって緩みやすい右テンプルネジの緩み防止になるわけです。
そんな昔ながらの左右非対称丁番を現在に復活させたのが、井戸多美男氏と山崎恒眸氏の手によるメガネ。両氏ともベテランのメガネ職人です。現在のネジは精度も高まり、緩みにくくなっていますが、この伝統のデザインを加えることでさらに緩みにくくなるはず。どれほどの効果があるかわかりませんが、丁番のネジ山が下側にあるという発想は面白いです。このメガネは作りも素晴らしく着用感もいいです。一度試してみてください。
T-416(3万1500円) 問い合わせ先:FACIAL INDEX NEW YORK 東京店 TEL:03-5288-8220




いまさら聞けない、










