卓上の“進化論”

旧態依然としたセロテープも、ちょっとしたアイデアでぐっと使いやすく。クラフト感あふれるデザインにも好感が持てる 撮影:石井幸久

セロテープの意外な進化

接着テープというかセロファンテープというモノは、生活に密着(ダジャレではない)して、とても頻繁に利用される物であるにも関わらず、意外に進化しないというか、使い勝手は昔から変わらない。それが不思議だったのだけど、Peripheralsの「テープ・ディスタンサー」を見た時、「こんな進化の形もあるのか」と、とても嬉しくなってしまった。接着テープにも未来がある事が確信できた気がしたのだ。

アイデアとしてはシンプルだ。木工細工でキレイに作られたテープディスペンサーに、時計のような針が付いていて、テープを引っ張るとその針が回転。目盛りが各封筒の封をするための最適の長さになっていて、封筒に貼るのに必要な長さだけ、正確に接着テープを切り取ることが出来るというもの。それだけだけど、コレは画期的だと思うのだ。特に、封筒用のテープの長さが分からずに、上手く封が出来ない、その割に封書を出す機会が多い筆者にとっては。

その量り部分も含め、全体がキレイにデザインされていることも嬉しい。テープディスペンサーのデザインも、何だかなあと感じるものが多すぎるジャンルだから。あとは、これのガムテープ版が出来れば最高だ。

Peripherals テープディスタンサー(8925円) 問い合わせ先:ALrT.TOKYO(アルト・トウキョウ) TEL03-6801-7670

納富廉邦(のうとみ・やすくに)男のこだわりグッズ」ガイド

フリーライター。『おとなのOFF』『日経トレンディ』『GQ Japan』といったライフスタイル誌や『GetNavi』『RealDesign』等のグッズ雑誌で、小道具や文具の選び方を指南している。グッズの使いこなしや新しい視点でのモノの遊び方などを得意とし、著書『iPodFan Book Deluxe』では、IT本とは一風変わった、使い方の解説が全然載っていない、ひたすらiPodとその周辺のグッズの楽しみ方を語った本を執筆。そのほか『やかんの本』『drinkin'cha』など、趣味の領域を遊ぶ本も出版

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