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いわし、うろこ、さば? 秋の雲の見分け方

似てはいるけど確かに違う、いわし雲(左)とさば雲(右)。さあ、今日は何雲でしょう?

秋の雲といえば、みなさんは何雲といいますか? 有名なのは「いわし雲」や「うろこ雲」ですが、「さば雲」という方も少なくありません。この3つ、なんだかよく似ていますが、いったいどう違うのでしょう?

実は、いずれも高いところにできる巻積雲(けんせきうん)の俗称で、小さなかたまりがたくさん集まっています。「いわし雲」「うろこ雲」「さば雲」の明確な定義はないのですが、しいて言えば見た目の様子で区別することができます。

「いわし雲」はいわしの群れのように見えるもので、いわし雲ができると、いわしが大漁になると言われています(写真左)。「うろこ雲」は魚のうろこに似ているもので、いわし雲が丸くなったような感じ。「さば雲」はひとかたまりが横長で、さばの背模様のように波状になったものをいいます(写真右)。どれも言い得て妙なネーミングですよね。

いずれも秋によく見られるので、秋の季語になっています。大きな雲、広い雲に比べて高いところにあるように見えるので、まさに「天高く馬肥ゆる秋」を実感するはず。覚えておくと、空を眺める楽しみが増えそうです。

このページは2014年09月26日時点の情報です

暮らしの歳時記

三浦 康子

和文化研究家、ライフコーディネーター。わかりやすい解説と洒落た提案が支持され、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ウェブ、講演、商品企画などで活躍中。様々な文化プロジェクトに携わり、子育て世代に「行事育」を提唱している。順天堂大学非常勤講師。著書、監修書多数。

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