連載
過去と他人は変えられない。自分が本当に働くべき場とは

自分の熱さを活かす近道は“ありたい自分”を想像することにあり

「株式会社リヴァ」代表取締役の伊藤崇さん

 

⬛熱さを活かせる時代が来た!

 

男たちよ、熱く活きてるか。いや、男たちの“熱さ”はきちんと活かせているのだろうか。昨今、働き方や社会の変化により自分というものを見失いがちになり、本来持っているであろう“熱さ”を活かしきれていない人も多いのではないか?

 

企業のなかで、今のポジションで本来の“熱さ”を活かすには何が必要なのだろう。この社会の片隅に、あなたのやりたいことはあるのだろうか——。

 

「やりたい」ではなく「ありたい」を突き詰める。そう語るのは、うつ病の方への支援を行う「株式会社リヴァ」代表取締役・伊藤崇だ。自分というものを再認識して本来の熱さを活かせるようにするためにはどうすればいいのか、彼と話していると、現代人が見て見ぬふりをしてきた心の奥の「本音」の在り方が見えてきた。

 

撮影:撮影:Yoshiteru Hagiwara 文:イワブチマユミ(For M) 取材協力:株式会社リヴァ

 

⬛「やりたい」よりも「ありたい」自分を考えて

 

「何したい? と聞かれて答えられる人は少ないですよ」

 

と伊藤は語る。ことあるごとに聞かれる質問だが、案外何がしたいのか分からない、という人は多いのではないだろうか。

 

「強烈な原体験があれば何がしたいと言やすいですよね。ただ僕もそうなんですが、何不自由なく育ったような人にとって、あれがしたい、これがしたいと思うのは結構難しいものです。

 

だからこそ、自分がどのような状態や環境なら良いかなって考えるほうが私たち日本人には答えやすいのではないでしょうか。幸せでありたい、とするならじゃあ幸せな状態ってどんな状態だっけ? と考えていけば見えてくるものもあるかもしれません」

画像:「株式LIVA」代表取締役社長・伊藤崇

伊藤はかつて、誰かの目を気にして就職した結果、自分が何をしたいのか分からない状態に陥ったという

 

 

⬛ありたい自分になるために

 

「人は社会の中で生きている以上、誰かの目を気にして生きています。自分も新卒での就活の時はそうだったのですが、周りが“知名度のある会社に決まっていると、それに負けないように、周りの目を気にしていたように思います。

 

ただ、そうやって他人の考えや他人からの見え方に添って生きるのって、自分の人生を生きていると言えるのでしょうか?」

 

自分らしく生きていくためには、普段から同僚や先輩などと「やりたいこと」「ありたい状態」などを話し合ういわゆる自己分析のような時間を定期的に作るのもひとつ、と伊藤はアドバイスする。

 

ひとりではなく周りと意見交換をすることで、ありたい自分は今の職場で実現できるのか、部署異動すれば実現できるのか、今の職場ではどうあがいても無理なのか、など進むべき方向が見えてくるだろう。

 

『For M』でも以前、カリスマと呼ばれるようなビジネスマンたちはひたすら自己分析をしていると取り上げた。だが、ハイクラスの限られた人だけではなく、ごく一般のビジネスマンも自己分析をしたほうが良いと伊藤は言う。

 

 

≫≫変えられない過去と他人と上手く生きていくには

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