創業は1866年。ウィリアム・グリーンがノーザンプトンの郊外の小さな町ラシュデンに開いた工房は、後にグリーン(GREEN)とその息子(SON)という意味から「GRENSON」と名付けられてた。多くの正統派英国靴同様、質実剛健で真面目な靴作りで知られてきたが海外から巨大資本導入や、新たな才能の発掘に頼ることがなかったこともあり、昔ながらの靴作りに固執した結果、時代の波から一時見放された感は否めなかった。21世紀に入り、ロンドンで自身のシューズブランドを展開するティム・リトルの参画は意気消沈した伝統の老舗に新風を吹き込む。それはグレンソンのみならず多くの英国靴メーカーの指針となる、新たな方向性を指し示すすものである。

■PROFILE
ジョン・ハッチングス(左)

グレンソンのセールスマネージャー。ティムの片腕として、ティム・リトルブランドのセールスに携わっていたことから、ティムの招きによりグレンソンへ。多くの一流靴メーカーでセールスを努めてきた経験を生かし、現在は国内外のセールスプロモーションに携わっている。

ティム・リトル(右)
広告代理店勤務時代にアディダスのPRに関わったことから靴に興味を持ち、1997年、シグニチャーブランドを設立。ロンドンのキングスロードにショップを開き、海外へも進出。日本でもセレクトショップとのコラボレートなどを実現していた。2000年代に入り、グレンソンのデザインディレクターを勤め、2005年には同社の株式を取得。ディレクター兼オーナーを勤めながら、自身のブランドも平行して展開中。

写真:佐山順丸(CRACKER STUDIO) 文:池田保行(04)

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