靴を愛するポイント

同じサイズでもメーカーによって違うので、注意! 上:シューズ2万7300円/バサルティー(伊勢丹新宿店TEL:03-3352-1111)、下:シューズ8万6100円/チャーチ(渡辺産業TEL:03-5466-3446)

Point1
足に合っているかを確認

自分の足に合うのが何より大切
サイズ表記を過信するなかれ!

10年愛せるメンズシューズの第一条件。それは何を差し置いても「自分の足に合っている」かどうか。どんなに著名なブランドの普遍的なデザインであっても、足に合わない靴は次第に愛着が湧かなくなる=履かなくなるもので、それこそお金の無駄遣い!

お店で試着する時、「1. つま先 2. 甲周り3. 土踏まず 4. くるぶし周り 5. かかと周り」のフィット感を確認するクセを付けるだけでも、合わない靴を買ってしまうリスクは格段に減らせる。いずれの箇所も、キツ過ぎずユル過ぎないのが肝心だ。

またその際、靴のサイズ表記は過信しないようにしたい。例えば「いつも25.5cmだから……」と、同じメーカーの同じサイズ表記の靴であっても、木型により実寸は全く異なるため、注意したい。また、ブランドが異なれば、なおさらなので、必ず複数のサイズで感覚を確かめておこう。

10年愛せるシューズ選びは、縫い合わせている製法を見極めることが大切で、アウトソールを見ると一目瞭然。糸が靴底の周りを囲むように縫われていて、これが縫い合わされている動かぬ証拠だ

Point2
アッパーとソールが縫い合わされている

タイヤの交換と発想は同じ!
「底を縫う」から寿命を延ばせる

自動車やバイク、それに自転車を思い出して欲しい。頻度こそユーザーによりけりではあるが、地面に直接触れる部分=タイヤの交換は当然のこと。靴の寿命にもそれと同じこと、つまりアウトソールを交換できるか否かで大きく変化する。

紳士靴の底付けは、アッパーと底を“張り合わせるもの”と“縫い合わせるもの”の2つに大別されるが、前者は底に穴が開いた時点で寿命は事実上終了。一方、後者は製法次第で回数は異なれど、靴底の全面交換が可能なため、永く履きたいなら当然こちらに軍配が上がる。

どの製法がベストかは使用環境や好みによるものの、要はグッドイヤー製法とかマッケイ製法などと言われている作り方がベストだ。高級な靴の場合、それを隠すこともあるので厄介なこともあるが、靴底のいずれかの部分に縫い糸が存在するか否かが、見分ける一応の目安になる。

メンテナンスを通じて次第に「自分色にカッコ良く」染めていく。そんな経年変化が楽しめる革の靴を選ぶのが重要だ。適度に厚みがあるカーフかキップであれば、味わいも一緒に楽しめるだろう

Point3
アッパーに「長持ちする革」を用いている

「地肌の良さ」が寿命を左右
若いのに厚化粧は、後がコワい!

靴全体の品質の良し悪しを決める大切な要素である“革”。特にアッパーに用いられている革の質は重要で、単に見栄えだけでなく、それ次第で靴の寿命も大きく変わってしまう。

「長持ちする革」を見分けるコツを2つ。まず柔らかく、かつ丈夫さも兼ね備えていること。もうひとつは、手入れを継続的に行うことで、次第に「持ち主の色」に変化してくれそうな地肌の素直さ。カーフやキップ等の牛革で、しかもキメの細かい銀面をスッピンに近い状態で活かしたものが代表例だ。

薄くて軽いだけでなく、近年では新品の状態で凝った着色で仕上げられた革ばかりが「上質」ともてはやされているが、これらは正直、シワの回復や耐久性には劣る傾向が強い。 若い頃からの厚化粧は歳を取ってからが辛いのは、人間と同じなのだ。

ガイド
飯野高広さん
「靴」ガイドとして活躍中。靴を長く愛するためのメンテナンスの紹介記事は、毎回驚かせてくれる。「ファッションは足元から」という言葉があるように、ファッションに対する造詣も深く、ファッション誌での執筆や服飾系専門学校でファッションの講義も行うなど、活躍の場は多岐に渡る。

  • For M 最新情報をお届けします

    [無料]

    ※携帯電話のメールアドレスでは登録できません

    HTMLメールを受け取っても良い


    メールマガジンの詳細はこちら

  • アンケート
    /

    今回の特集についての評価をお選びください 必須





    ※必須項目です。上記から1つ選んでください。
    次へ

    今回の特集を読んで、どう感じましたか 必須



    ※必須項目です。上記から1つ選んでください。
    次へ

    ご意見・ご感想

    ※ご質問、ご依頼等への対応は行っておりません。
    次へ

    性別 必須

    ※必須項目です。上記から1つ選んでください。
    次へ

    年齢 必須







    ※必須項目です。上記から1つ選んでください。
For M Guidesite Contents