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ビジネスでもなく、トラッドでもなく。オフのファションに締めたとき、ネクタイは初めて、スタイルとしての美意識を語りだす。ウェアを脇役に、コーディネートのメインステージを飾るのだ。カジュアルスタイルを変革する、オフのネクタイスタイルが新しい。
文:堀内太陽 写真:斉藤美春 |
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“オフのカジュアルスタイル=ラクな服装”と誤解していないだろうか。リラックスした自分を演出することは重要だが、そこにもやはりスタイルが、自分らしさの主義(ism)が存在しなければならない。 週末の男の首もとを、スタイリッシュに飾り、ダンディズムを醸し出す存在。その男の個性を象徴する存在。それがネクタイである。
オフのカジュアルスタイルにネクタイを添えたとき、それは上品かつスパイシーなポイントとなる。着くずしたカジュアルならとくに、他のアイテムでは補完しえない、スマートさを漂わせてくれるだろう。たとえ、タイトに締めずとも。
―それが、オフネクタイが語り出す“ユルリズム”なのだ。 |
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タイトなサファリテイストのジャケットで、オフタイムの都会の森を闊歩するスタイル。狭いVゾーンは思いっきりあけ、その解放感に、透明感ある輝きのゴールドタイを、ごくゆるめに締める。着心地、細身のシルエットともに申し分ないチノでまとめた、スマートなコーディネートだ。ここではタイが、普段着のカジュアルテイストを失わずに、上品さを演出することに成功している。
ベージュからブラウンで落ち着いたトーンにまとめた中に、あえて投入したのが、際立つシャイニングカラーのゴールドタイ。洗練とインテリジェンスを醸し出すこのタイが、地味に陥りがちなブラウンのコーディネートに華を添える。
ゴールドのタイは、オフのジャケットスタイルを、まばゆい光りで包ませる象徴的な存在。絶妙な太さで、茶系のジャケットやチェックのシャツがもつナチュラルなイメージを脇に追いやり、主役として輝き続ける。この強き主張が、着る者の艶っぽさを、よりいっそう引き立てるのだ。 |
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ネクタイ:9,975円 / ジャケット:44,100円 / シャツ:11,550円、チノ:18,900円 / 以上、ユナイテッドアローズ(価格はすべて税込)、スリッポン / スタイリスト私物 ※ショップデータはショップリスト参照 |
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流行の金ボタンをあしらったブラックブレザーに、さらにネクタイを締めるコーディネートはまさにカレッジスタイル。制服らしい格式と若すぎる雰囲気を、シャイニングカラー・シルバーとブラックのボーダータイで、機知あるひねりを加えて調和させた。使い方次第ではカジュアルすぎるダメージジーンズも、ネクタイの気品とあわせることで気取りすぎないハズしアイテムになる。
クレストやレジメンタルタイで、額面通りのブレザースタイルを演出するのはNG。定番のニットボーダーにシャイニングカラーのタイを選ぶ。そして、程よい“ユル締め”にしたとき、若さが放つ爽やかさだけではなく、洗練と気品、大人の懐の深さを醸し出せる。
シャツはジーンズから出し、ニットタイをゆるめる。流行のプレッピースタイルの心地よい着くずしに欠かせないのは、プレッピーのテイストを引き出すニットタイそのもののアレンジ。キーアイテムへと昇華したネクタイの心憎い演出が、カレッジスタイルを、成熟した男性向けバージョンへグレードアップするのだ。 |
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ニットタイ:8,925円 / シャツ:13,650円 / 以上、ユナイテッドアローズ、デニム:24,200円 / ジャパン ユナイテッドアローズ、ジャケット:49,350円 / ソブリン(価格はすべて税込) |
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