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Vol.18 あえて足を運ぶべき大人の京料理 |
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日々変化を遂げる都市、東京。そんな中にあって常に大人の男達をひきつけ、愛されつづける街がある。その街の味を紹介しよう。12月の街は、浅草。 |
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文章:伊藤 章良(All About「大人の食べ歩き」旧ガイド)
快適な店内だが・・・ドアを開けて中へ。一見すると、京料理店らしいダイニングとはいえないけれど、お店の方が工夫し苦労し、客同士のプライベートが守られる気持ちのいい環境を作っておられるのがわかる。それに、女将さんのやさしい京都弁が加わって快適度は加速する。
希望的にはカウンターがよかったが、カウンターの環境や造作が最良のものではないのであろうか、奥のお座敷に通された。大きなテーブルで広くゆったりとし
て心地よい。ただ、灰皿が最初から置かれていたのが少し気になった。最近私が行く飲食店で、テーブルに最初から灰皿がセットしてある店はほとんどなくなっ
た。灰皿はゴミ入れであり、ゴミ入れがゴミの出る前からオンテーブルされるのは、あまり気分のいいものではない。
料理は、4,200円、6,300円の京のおばんざいコースと、8,000円、10,000円の京料理コースがあり、アラカルトも充実している。おばんざいといっても、居酒屋のつまみではなく、京料理のフィルターを通して紡ぎだされた、やさしい味。
というより、ここまで低価格ながら料理全般が薄味(料理をリーズナブルにすると、酒を売りたいのでついつい濃い口になるのが心情というものですが)。京料理といいつつちょっと辛いよなあ・・・と感じる東京の店が多い中、このご主人の頑なさは貴重といえるだろう。
お酒類は、冷酒・焼酎ともそ
れなりに迷えるぐらいのラインナップがある。過日は寒かったので1種類しかない燗酒をお願いする。個人的には、日本酒は常温・ぬる燗が好きなので、そのレ
ンジの品揃えこそ豊富に欲しいと思うのは贅沢かな(つまり、大抵の店には置かれていないので)。
最後に、メニューのいたるところに、とても目立つようにサービス料を別途頂戴いたしますと大きく書いてあるので、もしや常識以上のサービス料が付くのでは
ないか(それでも余りある女将さんのサービスだったとは思うが)と心配したら、会計の際受け取った伝票が思いのほか安価だった。聞けばサービス料ば5%と
のことである。
四谷荒木町の魅力とこれからさて、今回の四谷三丁目。店選びにとても悩まされた。というのもこの界隈のおすすめ店は、新旧含めほとんど
全てカウンター10席前後のみばかり。特に、新しいところで「岩井食堂」「羅無櫓」など異彩を放つ店もあって、本当に「大人」が楽しいめる「止まり木」の
街なのである。ただ「大人の食べ歩き」では、わずかの例外をのぞいてこういった小さな良店のペースを乱したくないので、掲載を控えている。
一方冒頭に書いたように、街の魅力に比して四谷荒木町が元気かというと、それなりに流行っている店もあるが、総体的に人通りもまばらで歓楽街の活気は感じ
られない。ターミナルでもないし回りに大きな企業も存在せず、わざわざ行く場所であることには違いないのだが、都内でも数少ない「大人の街」が失われるこ
とのないよう、私も含めも読者の皆さんも、こちらに顔を出していただければなあと切望します。
■八平(日本料理)
東京都新宿区四谷荒木町3番地6 第三ハルシオン2階 03-3341-3990
17:30〜23:00 ラストオーダー22:00(コースの場合21:00) 日休 ランチなし
地図:Yahoo!地図情報
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