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Vol.14 知性と庶民性が融合した日本料理店 |
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日々変化を遂げる都市、東京。そんな中にあって常に大人の男達をひきつけ、愛されつづける街がある。その街の味を紹介しよう。12月の街は、浅草。 |
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文章:伊藤 章良(All About「大人の食べ歩き」旧ガイド)
限界に挑戦する料理料理は、午後10時までは5000円のコース1種類。10時以降ではアラカルトも可、とのこと。渡されたメニューには2ページ渡って、つつましやかにそのことだけが書かれているが、10時以降に訪れた客には、3000円の軽いコースも作れますよと店主は説明していた。
食事は、もちろん焼き鳥ではなく真っ当で圧倒的な日本料理。10品ご用意します!
との言葉にうそ偽りなく、細心の仕込みが施され十分なボリュームの料理が10皿登場する。後半には「もう勘弁してくれー」と言いたくなるほどの量である。
先付け、椀物、刺身、焼き物と順を追って出され、椀物には松茸とはもが入り、刺身も手法と味付けを変えて2皿楽しめる。ただ、全体に少々甘みを感じる部分
があるのは店主の若さゆえか。卓上に七味か山椒が用意されるといいのにと思った。
酒は種類を絞っての品揃え。通をうならせる九平次や飛露喜などで、これは「とり将」時代と同じだったような。飲み物とサービスは小柄な女性が担当。オープ
ン直後にもかかわらず満席で、フリの客もあとを立たない状態ながら、悠然とした店主ともうひとりの板さんに比し、電話・キャッシャーなどてんてこ舞いの様
子。入店当初は笑顔もなかったが、後半はやっと落ちつき歯切れのいいさわやかな個性が見られた。ただ、「賛否両論」の店内で黒のスーツは多少違和感もあった。まだまだそこまで気を回す余裕もないかな。
最後に〜賛否両論とは 女将(というには大変若い方だが)とおぼしき黒いスーツの女性に「どうして賛否両論としたんですか?」と、聞いてみた。女将さんはわざわざ店主を呼び「どうして賛否両論なんですか?」と同じ質問を繰り返す。
あどけなさの残る若い店主は照れながら「四字熟語にしたかったんですよね。で、酔っ払って決めちゃいました。なにせ、自分の料理が、自分自身が賛否両論ですから・・・」と、ちらっと女将さんの様子をうかがう。
そしてそのあとに、「注文した家具屋さんからの領収書には、賛否両論ではなく四面楚歌と書かれていたんですよ」と、真偽のほどは確かではないギャグも加わったのだった。
■賛否両論(日本料理)
東京都渋谷区恵比寿2-14-4 太田ビル1階 03-3440-5572
営業時間 PM6:00〜AM2:00(LO AM1:00) 日休
地図:Yahoo!地図情報
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