Photograph:Tatsushi Yuasa Text:Yukiko Ishikawa

去る11月25日から12月1日に開催された『I.W.HARPER Presents JAZZ is Here』。I.W.ハーパーが主催したこのイベントは、一週間にわたり、東京都・新丸ビルの丸の内ハウスをJAZZとI.W.ハーパーで満ちる空間に仕立て上げた。

その模様を、All About「ジャズ」ガイドの大須賀 進氏がレポート。JAZZとI.W.ハーパーの密接な関係を交えながら、場内の雰囲気やイベントに華を添えた『Special JAZZ Live』をお伝えしよう。

All About「ジャズ」ガイド:大須賀 進
ジャズネットマガジン主宰。テナーサックス奏者としてライブハウスで活躍した経験と、レコード約3000枚、CD約1000枚を保持するJAZZ収集家としての知識を活かし、ジャズの魅力をわかりやすく伝えている。
新進気鋭のアーティストが出演したJAZZライブ

今回、レポートする『JAZZ is Here』の主催は、ご存知バーボンウイスキーのI.W.ハーパー。この酒とJAZZの深い関係は後述するとして、まずは11月28日に行われた、スペシャルライブの模様を大須賀氏に語ってもらうとしよう。

「ステージに立った3組は、いずれも今、注目を浴びる若手ミュージシャン。1組目の紗理はチャーミングな歌声とルックスで、歌も実にいい。ボストンに留学していただけあって英語も巧みで、大人の女性らしい魅力を感じました」

続いて登場したのは、世界的に有名なピアニストで作曲家でもある松永貴志。

「独学であんなにも高いレベルへ行けるのは、やはり天才なんだと実感しました。オリジナル曲に加え、年代やジャンルを問わず多彩な曲が演奏されましたが、どれもまったく違和感がない。フレキシブルかつ自分のものに取り込むところは、ストレートでも、ソーダで割っても、モヒートにしても美味いI.W.ハーパーに通じるものがありますね」

では、ラストを飾ったピアノトリオのfox capture planは?

「彼らはまた新しい流れですよね。4ビートのJAZZではなく8ビート、16ビートで、サウンドもロックっぽい。お客さんもみんな縦ノリ、いかにもロック世代という感じです。今回、どのミュージシャンも素晴らしい実力があって、驚きと感動を覚えました」


ジャズサックス奏者、中村誠一の長女、紗理は成田祐一(pf)、中林薫平(bs)とのトリオ編成で登場。「中途半端な英語では曲も拙く感じるが、彼女の発音は完璧」と、ガイドも絶賛。
17歳でリリースしたアルバム『TAKASHI』がベストセラーとなった“天才”、松永貴志。自ら手掛けたTVニュースの主題歌などのほか、『残酷な天使のテーゼ』や1930年代の『キャラバン』といった多彩な曲を披露した。

“現代版ジャズ・ロック”がコンセプトのfox capture planは、オリジナル曲のほかオアシスやビョークのカバー曲も演奏。途中、井上 司(dr)のスティックが折れるほどの熱演ぶりだった。

ハーパーソーダを片手に、JAZZステージを楽しむガイド。若きミュージシャンたちのあふれる才能へ、惜しみない拍手を贈る。
フロア全体にJAZZがあふれるスタイリッシュな空間

この日、フロアで演奏していたのは2組のミュージシャン。まるで街を歩いて、たまたまJAZZのストリートライブに出会ったような、心が躍る瞬間だ。

ソニー・クラークの『クール・ストラッティン』など、数々の名盤ジャケットと、I.W.ハーパーのアーカイブボトルが展示されたライブラリースペース。名門ジャズ・レーベル、ブルーノートの名盤やライブ出演者のCDなども販売されていた。
スペシャルライブが開催されたステージ近くには、ハーパーソーダを提供するバーカウンターも。ライブの合間に喉を潤せるすっきりとした味わいに、つい杯を重ねてしまう。もちろん、こちらもワンコイン。

『JAZZ is Here』の開催期間中、至るところで
JAZZとI.W.ハーパーを感じられた丸の内ハウス。全店でハーパーソーダが500円のワンコインで飲めるほか、ハーパーソーダによく合う各店舗自慢の料理も提供された。

フロアのBGMは、もちろんJAZZナンバー。美味い料理を求めてフロアを歩けば、一際大きな音が聞こえてくる。角を曲がると、視界に入るのはフロア片隅で演奏するミュージシャンの姿。そう、このイベント期間中は、前述のライブとは別にJAZZの生演奏も行われていたのだ。

「ビルの中なのに、JAZZの街に入り込んだような気分。楽しいね」

そうガイドが語るように、JAZZ好きにしてみればとにかくたまらない空間。壁には往年のJAZZミュージシャンの写真が掲げられ、フロアをぐるりと回るだけでも楽しく過ごせる。ハーパーソーダを味わいながらのフロア散策に、ガイドも思わずご満悦の表情を浮かべるほど。

さらに見どころとなったのが、『JAZZ & I.W.HARPER archive』だ。こちらは、1950〜1960年代の貴重なミュージシャン写真やポスター、名盤ジャケットのほか、当時のI.W.ハーパーボトルなどまで展示されたライブラリースペース。展示物を眺めながら、この時代と、それを生き抜いた彼らにしばし思いを馳せる。そんなひとときもまた、『JAZZ is Here』の楽しみ方なのだろう。

JAZZとI.W.ハーパーが織りなす、親密なる関係

JAZZとI.W.ハーパー。いずれもアメリカで生まれ育ち、世界へと広がったふたつの文化は、互いに切っても切れない関係にある。これを語るには、1920年代のアメリカで施行された悪しき法律、禁酒法を挙げないわけにはいかない。

JAZZの起こりは、1900年初頭のニューオーリンズ。歓楽街で楽しまれていたこの新たな音楽は、禁酒法の煽りを受けてシカゴやカンザスシティへと流れていった。多くの闇酒場があるシカゴ、酒の自由販売が認められ、酒場が繁栄していたカンザスシティ。どちらの街もギャングに牛耳られたことで、ミュージシャンたちは辛うじて新たな仕事場を得たのだという。

同様に、この困難な時代を生き抜いたのがI.W.ハーパー。禁酒法施行時は医療用アルコールとして認可を受け、法律解禁時には政府にいち早く申請することで、操業許可第1号を得た。誕生当時に主流だった樽売りではなく、透明ボトルを初めて採用。1950年代には、お馴染みの“ステッキを持つシルクハットの紳士”が広告塔となり、洗練された都会派バーボンという認識を確立している。

「このイメージを抱くのは、私たちも同じ。遠く日本にまで、バーボン=I.W.ハーパーというくらい浸透しているのはすごいことです。こういったジャンルの垣根を越え、ファン以外をも呼び込むことこそ“ヒットの黄金律”。ニューオーリンズ、スイング、フュージョンと、年月を経るにつれさまざまな要素を取り入れたスタイルを擁するJAZZもそうだし、バーボンもそう。I.W.ハーパーで言えば、バーボンの中だけでなく“酒”全体のフィールドで勝負している。そうやってファンを増やす力を持つ酒、それがI.W.ハーパーなのではないでしょうか」


スペシャルライブの合間に、ハーパーソーダで乾杯。隣り合わせた者同士がJAZZ好き、酒好きとあれば、話に花が咲かない道理はない。

JAZZとI.W.ハーパー、そしてI.W.ハーパーと料理による素晴らしきマリアージュに舌を巻くガイド。「JAZZの生演奏に、美味い酒と美味い料理。こんなにも贅沢な夜を与えてくれた『JAZZ is Here』に感謝です」

JAZZとI.W.ハーパーが織りなす、親密なる関係

良質な音楽には、良質な酒が似合うもの。そして、良質なJAZZに似合うのが、洗練された都会派バーボン、I.W.ハーパーだ。
粗悪なバーボンが席巻する中、品質で勝負を挑んだこの酒のラベルには、金色のメダルが燦然と輝く。これは1885年、ニューオーリンズの万国博覧会で金賞を受賞したのを皮切りに、数々の博覧会で金賞を得たことに由来するものだ。
その洗練された味わいたるや、ストレートで楽しむも良し、ソーダで割るも良し。今宵、JAZZの海に溺れながら、この酒の味を再び確かめてみたい。

I.W.ハーパー
ゴールドメダル

アルコール度数:40%
容量:1000ml/700ml/200ml
原産国:アメリカ

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提供:キリン・ディアジオ株式会社
この情報は2013年12月20日現在のものです。