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08月16日更新
闘う男たちの真実 Vol.06 小野寺 力
渾身の一球に込められた決意
シーズン前、プロ野球評論家たちの掲げる下馬評で、西武ライオンズを優勝と挙げる意見は少数だった。最大の理由が“守護神不在”。それまでチームを支えた絶対的守護神・豊田清投手の巨人軍FA移籍により、チームは変革を余儀なくされていた。それから約半年。オールスター前までのシーズン前半戦を終了、西武ライオンズはパ・リーグ首位で折り返す。今シーズン、ゲームを締める9回のマウンド、そこにはいつも背番号14番・小野寺力(おのでら・ちから)投手の姿があった。

文:滝田勝紀(Petit UEHARA) 写真:シロタコウジ
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01 逆境をチャンスに変えた、頑強な精神の礎
その結果、彼は野球選手としてはもちろん、プロのアスリートにとってかけがえのない想いを手に入れた。「走れる楽しさ、ボールを投げられる喜び、そういった自分が野球を始めた時に持っていた想いを、あらためてプロ野球1年目に再認識することができました。この想いがあったからこそ、その後、つらい場面に直面した時も、乗り越えることができましたし。原点回帰ですね。」そこから彼のプロ野球人生がスタートする。デビューシーズンに直面した逆境によって、精神的にひと回り大きく成長した小野寺力投手がいた。その役割はチームにとっての”縁の下の力持ち”、セットアッパーであった。
小野寺力、西武ライオンズの背番号14番のクローザー投手。いわゆる“松坂世代”のひとりとして、2002年のドラフト4位で入団した。しかし、当時は話題の大物ルーキーたちが数多く入団した年。彼の出身大学常磐大学は関東甲信越野球連盟に所属、東京六大学野球などとは違い、注目度も低かったため、自ずと彼へのメディアの関心度も低く、華々しいスタートとはいえなかった。

さらにシーズン開幕直後、小野寺の身に不運がおそう。バッターの打ったボールが、マウンド上にいる彼の左膝を直撃、骨折と診断され、そこから約数ヶ月間、野球が満足にできない生活を送ることとなる。ところが、彼は当時の逆境があったからこそ、今の自分があると明るく笑う。

「最初は正直焦りました。同期で入団した人間が1軍で活躍する姿を見て、悔しい気持ちでいっぱいで。でも、その当時自分を支えてくれたのが、1年前に亡くなった母親への想いでした。病気で生きたくても生きられなかった人がいる。それに比べたら、自分は足が動かないだけで、今も生きていられるのだから幸せなんだと。しかも、野球のトレーニングができないわけではない。

シーズン中のピッチャーには、本来できないウェートトレーニングをやって、上半身を大きくしたり、自分が投げた試合のビデオを何度も見直すことで、ボールの配球や回転を学びました。今自分にできることだけをやろう、足腰はまた鍛え直せばいいと開き直って。」
02 セットアッパーは、毎回試合に関わられる喜びがある
昨シーズンまで、小野寺投手は競っているゲームの7回や8回に登板、クローザーにつなぐセットアッパーとして、年間30試合ほどに登板していた。もともと学生時代からずっと先発完投型の投手だった彼にとって、プロでは比較的注目度の低いセットアッパーという役割をこなすことに、葛藤があったのも事実だったという。だが、セットアッパーでないと味わえない充実感も同時に噛み締めていた。

「たしかに最初の頃は先発という役割に魅力を感じていた時期もありました。同期の大輔(松坂大輔)や、ソフトバンクホークスの新垣、和田などが活躍して新聞などに載っているのを見ると、うらやましいと思うこともありましたね。でも、セットアッパーには先発とは違った喜びがあることも知りました。

先発投手の場合、自分が投げるローテーション以外のゲームでは、投げることはほとんどありません。一方、セットアッパーは先発の状態に関わらず、毎日肩を作るんです。急な展開の変化により、いつ自分の登板が回ってくるかわからい。そのドキドキ感がいいんですよ。なにより常にゲームに関わっていられる喜びは格別でしたね。」

日本シリーズやプレーオフでの緊迫したシーンで登板するなど、表面的な数字には表れないものの、彼がひたむきに役割をこなすことで、チームの勝利に貢献していることは明らかだった。
そんな小野寺投手にいよいよ転機が訪れる。今シーズン、クローザーとしてのチャンスが巡ってきた。昨シーズンまでチームのクローザーだった豊田清投手は移籍した。しかし、彼は過去にクローザーという役割を演じたことは一度もない。だが、不思議と「このチームのクローザーは自分しかいない」と彼は決意したという。

「勝っている試合で投げることは、8回のセットアッパーでも9回のクローザーでも緊張感は変わりません。その経験が自身はクローザー向きであるという考えを後押ししてくれたんだと思います。あとは、ある時期から自分がセットアッパーで登板した時、2イニング目になると点数を取られてしまうことが多かったんです。だから、自分は1イニング向き、短期集中型だって思っていたんですよね。」

今シーズン、彼は見事にその役割をこなしている。チームはその結果、前半戦を首位で折り返した。自身も18セーブを挙げ、その勝利に十二分に貢献している。西武ライオンズの新たな守護神・小野寺力が誕生した。
03 視線でフォークをコントロールする
「マウンドに冷静に登るために、ボクは7回から肩を作り始めるんですけど、まずは最初にわざと緊張感を高めるんです。必要以上に気合いを入れるというか。その後、8回裏とかマウンドに登る直前に逆に緊張を一気にほぐす。そうすると平常心でマウンドへと向かえるんですよ。ボクはもともと緊張するほうなんで、この方法はオープン戦で試して以来、身体で覚えました。身体に余計な力みが入らないことで、すごくいい球が投げられるようになったんです。昔は力一杯気合いを入れていたことで、かえって緊張していたことを思い出します。伊東(現監督)さんの引退試合なんて、フォアボールを出しまくってしまって、今でも思い出すだけで緊張しますね(笑)。」

そしてもうひとつがボールのコントロールである。MAX153キロを誇るストレートと落差のあるフォークボール、このふたつが彼の武器である。特にフォークボールは、その日によって落ち具合が違うなど、調子によって、それが武器にもなり、逆に致命傷にもなりうる。フォークボールを自由にコントロールするために重要なものが視力と視線だ。学生時代から視力が弱まってしまった小野寺をサポートしてきたのが「ワンデー アキュビュー」。1日使い捨ての清潔さと、快適なつけ心地が彼にはなじんでいる。

「失敗が許されない立場になったからこそ、視力と視線が重要になるんです。具体的には、フォークが抜け気味の時はキャッチャーの少し手前、ベースのあたりを目がけて投げることで、少し浮いたとしてもベース上のいい高さを通ってくれる。逆にひっかかり気味の時は、キャッチャーの膝あたりを目がけて投げることで、ちょうどいい高さの球を投げることができる。もともとコントロールにそんなに自信があるほうではないので、毎日新しいコンタクトレンズを装着した視線で、常に同じようなフォークをコントロールできるようになったのは大きいですね。」
いよいよ後半戦、ここからがチームにとっても、小野寺本人にとっても、本当の勝負である。先発ローテーションに疲れが溜まりやすくなる時期だからこそ、セットアッパー、そしてクローザーの役割がますます重要になる。その両方の役割を経験し、今シーズン新守護神として、後半戦フル稼働が予想される小野寺投手に、クローザーとして一番必要なものはなにかを聴いてみた。

「クローザーにとって重要なものは平常心ですね。常に冷静な気持ちでマウンドに立つこと。昨シーズンまでは、もし自分が打たれても、豊田さんがなんとかしてくれるという甘えがどこかにあったかもしれない。でも、今年は僕が打たれたらおしまいなんです。クローザーのプレッシャーはその分大きいですよ。でも、セットアッパーの時と同じで、そのドキドキ感を楽しんでいる自分がいるんです。これも野球ができるからこそ感じられる喜びなんだって。あとは次の試合に感情を引きずらないこと。たとえ自分が打たれて、ゲームに負けてしまったとしても、反省するのはその日だけ。いい意味で忘れちゃうことですね(笑)。」

クローザーが登板時にコントロールしなければならないものにはふたつある。まずは、平常心を保つための“心”。これにはプレッシャーに負けない屈強な精神力が必要だ。
西武ライオンズを再び常勝軍団へと導く小野寺投手の視線を支えるコンタクトレンズ
小野寺と「ワンデー アキュビュー」の付き合いは大学時代に始まる。それは投手としてマウンドに立った時、キャッチャーの出すサインが見づらくなったからだ。

彼は「視力は野球選手、特に投手にとって、利き腕と同じぐらい大切な命です。」という。

最近はドーム球場でのプレーで目の乾きを感じることが多くなったため、「ワンデー アキュビュー モイスト」を使用している。
「乾き」に挑戦した「ワンデー アキュビュー モイスト」は、目薬にも配合されている「うるおい成分」を採用し、1日中みずみずしいつけ心地がつづく(※1)。
毎日新品のレンズと交換するから清潔で快適。めんどうなレンズケアも一切不要。また、目に有害なUV-B波を約97%、UV-A波を約81%カット(※2)、瞳に一番近い紫外線対策といえる。
(※1) 装用感には個人差があります。
(※2) Johnson & Johnson VISION CARE, INC.データより。
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ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー
東京都千代田区西神田 3-5-2 承認番号 20500BZY00282000/ 21600BZY00408000 ©J&J KK 2006
・コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医にご相談のうえ、検査・処方を受けてお求め下さい。
・ご使用の前に必ず添付文書をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用して下さい。
・UV吸収型コンタクトレンズは、UV吸収サングラスの代わりになりません。
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提供:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
この情報は2006年8月16日現在のものです
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